ジャーゴンファイルでの定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 13:51 UTC 版)
「cat (UNIX)」の記事における「ジャーゴンファイルでの定義」の解説
ジャーゴンファイルのバージョン4.3.3には、catの定義として次のように記されている。 ファイル全体をスクリーンまたは流し台か何かにとめどなく吐き出すこと(類:blast)。 転じて、膨大なデータを注意深く目を通すこともせずに準備ができていない目標に向かって吐き捨てること。使用例:馬鹿げている。UNIX以外の場所で使われることは稀である。参照:dd、BLT。 UNIXファンの間では、cat(1)はユーザインターフェースデザインのよい手本とされている。catはファイルの内容に空白やヘッダのような余分なものを一切付加せずに提供してくれるためであり、またテキストファイルのみならずどんな種類のデータに対しても正しく動作するためだ。 UNIX嫌いの間では、cat(1)は悪いユーザインターフェースデザインの正統な手本とされている。それはこの悲しいまでにわかりづらい名称のためである。catは、ファイルの連結(concatenate)に使うよりもむしろ標準出力への出力に使われることの方がはるかに多い。後者の使用法に対するcatという名称は、ちょうどLISPのcdrのように非直感的である。
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