ジェレミー・アリソンとは? わかりやすく解説

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ジェレミー・アリソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/28 07:00 UTC 版)

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Jeremy Allison
GPLv3第1回草稿策定協議にて(左端)。
生誕 1962年????
国籍  イギリス
職業 プログラマ
雇用者 Google
著名な実績 Samba

ジェレミー・アリソンJeremy Allison)はフリーソフトウェアコミュニティへの貢献が多いことで有名なコンピュータプログラマである。とりわけ、SMB/CIFSネットワークプロトコルの再実装で、GNU General Public Licenseのもと配布されているSambaへの貢献で有名である。

他の貢献としては、Microsoft Windows NTオペレーティングシステムのユーザパスワードクラッキングユーティリティpwdumpの初版作成がある[1]

フリーソフトウェアの「伝道」(Evangelism)

ジェレミーの経歴において、彼は一貫してフリーソフトウェア擁護の立場をとる:

このフリーソフトウェアへのコミットメントの最たるものは、彼の勤務先だったノベルからの抗議の退社である[2]2006年、ノベルとマイクロソフトは事業協力に関する契約を締結した[3]が、多くの人はこれがLinuxと他のフリーソフトウェアに対するFUD攻撃の一環であるとみなし、またアリソン自身は、この契約に含まれる事項が特許契約に関するGPLv2第7節[4]と衝突するため、ノベルはSUSE Linuxを含めたGPLによりライセンスされるソフトウェア一切が配布できなくなると主張している[5]。しかしノベル自身はこの契約においては相互の顧客を対象としたものであり、またGPLに矛盾する条項は一切含まれていないと主張している[6][7]

脚注

  1. ^ Windows NT/2000/XP/2003/Vista/2008/Windows 7 password crackers - recovery, auditing, and PWDUMP tools”. openwall.com. 2011年2月2日閲覧。
  2. ^ SambaのJeremy Allison氏、MSとの提携に抗議のNovell退社表明”. スラッシュドットジャパン (2006年12月22日). 2011年2月2日閲覧。
  3. ^ Microsoft、Novellとの提携で3億4800万ドル支払い”. スラッシュドットジャパン (2006年11月9日). 2011年2月2日閲覧。
  4. ^ GNU 一般公衆利用許諾契約書 (GPLv2)”. opensource.jp (2002年8月28日). 2011年2月2日閲覧。
  5. ^ Samba Team Asks Novell to Reconsider”. news.samba.org (2006年11月12日). 2011年2月2日閲覧。
  6. ^ Novell and Microsoft Agreement - Frequently Asked Questions”. ノベル. 2011年2月2日閲覧。
  7. ^ MS、Novellとの「歴史的提携」に3億4800万ドルを支払い”. ITmedia (2006年11月8日). 2011年2月2日閲覧。

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