シュトラウスの名人
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オペラの指揮を多く手がけている。シュトラウス・ファミリーの音楽にも造詣が深い。日本ヨハン・シュトラウス協会の設立にも携わっており、またウィーン・フォルクスオパー管弦楽団や九州交響楽団を指揮してウィンナ・ワルツを録音している。特に、フォルクスオーパーを指揮した録音は、異色の企画である。 当時のウィンナワルツは、本場性が重視されるご当地音楽というイメージが強く、ドイツを含めたハプスブルク帝国以外の出身者が指揮した国内盤ウィンナワルツ・アルバムは、当時アーサー・フィードラー、ジョン・バルビローリ、レナード・バーンスタインのものしかなかった、さまざまな国の指揮者が、交代でウィーンのニューイヤーコンサートを指揮するようになった現代を先取りしていたともいえる。 また、この録音はLP盤2枚相当の分量を3種類のLP盤に編集して分売するという風変わりな販売方法が取られた。 他の録音では、NHKの名曲アルバムや、アントン・ブルックナーの交響曲第8番などがある。
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