シャラザード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 04:38 UTC 版)
ヴァレリーの養女であり、エルシードの母代わりも務める。実はサラディンの実子で、本名は「ムーニサ・ハートゥーン」。ヴァレリーにイスラムの文化を学ばせることと監視のためのお目付け役として送り込まれている。初登場時は16歳と自称していたが、実際は12歳。慈愛に満ちた女性だが、他者への強い庇護欲と残虐性を持ち、それを他者の不幸を喜ぶ歪んだ欲望と認識して懊悩することもある。敵味方を隔てることなく、傷病兵の看護に献じて、西欧側には「聖母マリア」の再来とも称される。物語後半では内に秘めた歪んだ愛憎に感化されて誤った行動に出ることや、エルシードを愛おしむあまり正常な判断や思考が出来なくなってしまうことが散見された。
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