シャフランのアマーティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 04:07 UTC 版)
「ダニイル・シャフラン」の記事における「シャフランのアマーティ」の解説
大チェリストとしては異例なことに、シャフランは生涯を通じて同じ楽器を弾いた。14歳の時に獲得したアントニオ・アマーティのチェロと不壊の絆を築いたのである。 このチェロは1630年作とされる。大きさはフルサイズのものより若干小さく、“いかに素晴しいものであれ、どんなアマーティもその活動の頂点にあったソロチェリストにとって充分力強かった”か否か疑問視されてきている。しかしシャフランの録音は、このアマーティが力を欠いていたといういかなる気配も見せない。 1997年9月、シャフランの死後しばらく経ってから、未亡人スヴェトラーナ・シャフランはこのアマーティのチェロをグリンカ博物館に寄贈した。
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