シャドウ DN7とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シャドウ DN7の意味・解説 

シャドウ・DN7

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 14:59 UTC 版)

シャドウ・DN7
DN7に搭載されているマトラV12エンジン
カテゴリー F1
コンストラクター シャドウ
デザイナー トニー・サウスゲート
デイブ・ウォス
先代 シャドウ・DN5
後継 シャドウ・DN8
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
エンジン マトラ V12 NA ミッドエンジン
トランスミッション ヒューランド・FL200 5速 MT
燃料 バルボリン
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム UOP・シャドウ
ドライバー ジャン=ピエール・ジャリエ
出走時期 1975
通算獲得ポイント 0
初戦 1975年オーストリアGP
出走 優勝 表彰台 ポール Fラップ
2 0 0 0 0
テンプレートを表示

シャドウ・DN7(Shadow DN7)は、F1コンストラクターのシャドウが製作したフォーミュラ1カーである。デザイナーはトニー・サウスゲート、デイブ・ウォス。

概要

1975年にマトラV12エンジンの使用権をヒルブラバム[1]との争奪戦の末シャドウが獲得、製作された。搭載されるマトラMS73・3リッターエンジンは、1974年に世界メーカー選手権でマトラをチャンピオンに導いたMS670CのエンジンにF1用のヘッドを取り付けたもので、最高出力は505馬力。

DN7はこの年の主力マシン"DN5"がベースとなっているため外見はほぼ同一。ギアボックスはDN5と同様にヒューランド・FL200を使用するが、ホイールベースの調整のため配置が横置きになっている[1]

7月29日にシェイクダウン後オーストリアGPTカーとして持ち込まれ、ジャン=ピエール・ジャリエのドライブでデビュー、続いてイタリアGPにも出走するがリタイアを喫する。

元となったDN5がコスワースDFV搭載を前提として設計されたマシンのため、重いマトラV12エンジンを搭載したことによってマシンの重量バランスが狂い直線スピードが伸びなくなった。このため10月限りでシャドウはマトラとの提携を解消、DN7はお蔵入りすることになった。

基本スペック

シャーシ

エンジン

F1での全成績

(key)

チーム シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ポイント 順位
1975 UOPシャドウ DN7 マトラ
MS73
G ARG
BRA
RSA
ESP
MON
BEL
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
9.5* 6位*
17 ジャリエ Ret Ret
  • * シャドウ・DN5が記録。

脚注

  1. ^ a b オートスポーツ』(三栄書房)1975年10月1日号、p93。

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャドウ DN7」の関連用語

シャドウ DN7のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャドウ DN7のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャドウ・DN7 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS