シャドウズ・イン・ジ・エアーとは? わかりやすく解説

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シャドウズ・イン・ジ・エアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 20:46 UTC 版)

『シャドウズ・イン・ジ・エアー』
ジャック・ブルーススタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク ソーサラー・サウンド・スタジオ、サウンドトラック・スタジオ、RPMスタジオ[1]
ロンドン オリンピック・スタジオ[1]
ジャンル ロックジャズ・ロックブルースロックラテン・ロック
時間
レーベル サンクチュアリ・レコード
プロデュース ジャック・ブルース、キップ・ハンラハン英語版
専門評論家によるレビュー
ジャック・ブルース アルバム 年表
Live on the Old Grey Whistle Test
(1998年)
シャドウズ・イン・ジ・エアー
(2001年)
ライヴ'75
(2003年)
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シャドウズ・イン・ジ・エアー』(Shadows in the Air)は、スコットランドのミュージシャンのジャック・ブルース2001年に発表した、ソロ名義では12作目のスタジオ・アルバム[2]

解説

ブルースは本作の方向性を「ラテンから影響を受けた音楽」と説明しており、クリームの「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」と「ホワイト・ルーム」のリメイク[注釈 1]サルサ風のアレンジが施された[3]

「アウト・イントゥ・ザ・フィールズ」[4]ウェスト、ブルース&レイングデビュー・アルバム(1972年)[3]、「ボストン・ボール・ゲーム1967」と「ヒー・ザ・リッチモンド」はブルースのソロ・アルバム『ソングス・フォー・ア・テイラー』(1969年)の収録曲のリメイクである。

本作の収録曲の数曲をブルースと共作し、共同プロデューサーも務めたキップ・ハンラハン英語版[5]は、1983年のセカンド・ソロ・アルバム『デザイアー・デヴェロップス・アン・エッジ英語版[6]でブルースをゲストに起用し、以後も共演を繰り返してきたミュージシャンである[7]。彼はブルースの次作『モア・ジャック・ザン・ゴッド』(2003年)でも引き続きプロデュースに貢献した[8]

Travis Dragesetはオールミュージックにおいて本作に5点満点中2.5点を付け「一部の曲はブルースが書き下ろした新曲で、6曲は彼の代表曲をトーンダウンしたリメイクである」と評している[9]

収録曲

特記なき楽曲はジャック・ブルースとキップ・ハンラハン英語版の共作。

  1. アウト・イントゥ・ザ・フィールズ "Out into the Fields" (Jack Bruce, Pete Brown, Leslie West, Corky Laing) – 5:23
  2. 52ndストリート "52nd Street" – 3:59
  3. ハート・クェイク "Heart Quake" (J. Bruce, P. Brown) – 5:31
  4. ボストン・ボール・ゲーム1967 "Boston Ball Game 1967" (J. Bruce, P. Brown) – 2:01
  5. ジス・アンガーズ・ア・ライアー "This Anger's a Liar" – 3:21
  6. サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ "Sunshine of Your Love" (J. Bruce, P. Brown, Eric Clapton) – 4:31
  7. ディレクションズ・ホーム "Directions Home" – 4:29
  8. ミロンガ "Milonga" – 4:53
  9. ダンシング・オン・エアー "Dancing on Air" (J. Bruce, P. Brown) – 4:02
  10. ウィンドウレス・ルームス "Windowless Rooms" – 5:08
  11. ダーク・ハート "Dark Heart" – 5:59
  12. ミスター・フレッシュ "Mr. Flesh" (J. Bruce, Kip Hanrahan, Vernon Reid) – 2:13
  13. ヒー・ザ・リッチモンド "He the Richmond" (J. Bruce, P. Brown) – 3:19
  14. ホワイト・ルーム "White Room" (J. Bruce, P. Brown) – 5:48
  15. サージ "Surge" – 1:58

参加ミュージシャン

脚注

注釈

  1. ^ エリック・クラプトンがゲスト参加した。
  2. ^ ブルースの次男。母親はブルースの最初の妻ジャネット・ゴドフレー。1970年生まれ。

出典

  1. ^ a b Jack Bruce - Shadows in the Air”. The Official Jack Bruce Website. 2021年8月8日閲覧。
  2. ^ Shapiro (2010), pp. 263–264.
  3. ^ a b Astarita, Glenn (2001年7月1日). “Jack Bruce: Shadows In The Air”. All About Jazz. 2021年8月8日閲覧。
  4. ^ Shapiro (2010), p. 162.
  5. ^ Shapiro (2010), pp. 232–238.
  6. ^ Shapiro (2010), pp. 233–234.
  7. ^ キップ・ハンラハン、『ビューティフル・スカーズ』含む3タイトル再発”. CDJournal. 音楽出版社 (2018年4月24日). 2021年8月8日閲覧。
  8. ^ Kip Hanrahan | Credits | AllMusic
  9. ^ Drageset, Travis. “Shadows in the Air - Jack Bruce”. AllMusic. 2021年8月8日閲覧。
  10. ^ Discogs”. 2024年12月9日閲覧。

引用文献

  • Shapiro, Harry (2010). Jack Bruce: Composing Himself: The Authorised Biography by Harry Shapiro. London: A Genuine Jawbone Book. ISBN 978-1-906002-26-8 



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