シシリウス2世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/16 13:59 UTC 版)
シシリウス2世 Sisillius II |
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伝説的ブリテン王 | |
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子女 | キナリウス、ダニウス |
父親 | グウィテリヌス |
母親 | マルキア |
シシリウス2世(Sisillius II、ウェールズ語:Seisyllt map Kyhylyn)は年代記編纂者ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王史』に語られている、ブリトン人の伝説的王である[1]。彼は紀元前373年頃に王権を握っていた[2]。
伝説上の記録
シシリウス2世はグウィテリヌスとマルキアの息子であり、次の跡継ぎとして息子キナリウスがいた。 彼の父グウィテリヌス没後、シシリウス2世は7歳であったため、母マルキアが摂政として5年間統治を行った。母の死後、紀元前358年頃、彼は王位を継ぎ、6年間統治した[1]。
彼の統治は長男キナリウス、そして次男ダニウスへ引き継がれた[1]。
脚注
- ^ a b c Geoffrey of Monmouth. History of the Kings of Britain. p. 101
- ^ Monarchie Nobelesse website, Bretons
日本語文献
- 瀬谷幸男訳『ブリタニア列王史 : アーサー王ロマンス原拠の書』(南雲堂フェニックス、2007年)
- 瀬谷幸男訳『ブリタニア列王史——アーサー王ロマンス原拠の書』(筑摩書房、2025年)
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