サイン会爆破予告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 03:42 UTC 版)
2015年(平成27年)3月12日の正午ごろ、兵庫県西宮市の「ブックファースト 阪急西宮ガーデンズ店」で開催される予定にあった『カエルの楽園』発売記念サイン会に対して、爆破を予告する脅迫電話が同書店に掛かってきた。しかし書店内に不審物は発見されず、サイン会は場所を阪急西宮ガーデンズ内の会議室に移したうえで予定どおりの時刻に開催された。当事者となった店舗は一時営業停止を余儀なくされるなど対応に追われた。犯行動機は明かされなかったが、小説の内容もしくはかねてからの百田の政治的発言への反発が原因と推定された。百田はこれを受けて、“憲法”や“平和”を護るためとして“人殺し”も厭わないような人がいることに言及しつつ、「(覚悟して意見を表明している)私への嫌がらせなら我慢できるが、一般の方に迷惑を掛けるような行為は許すことはできない。」とコメントした。『デイリー新潮』(新潮社)は、このような嫌がらせを行う人々を強く刺激できたとすれば作品としては成功と言えなくもないとしながらも、このような明らかな言論弾圧行為は決して許されないと抗議した。
※この「サイン会爆破予告」の解説は、「カエルの楽園」の解説の一部です。
「サイン会爆破予告」を含む「カエルの楽園」の記事については、「カエルの楽園」の概要を参照ください。
- サイン会爆破予告のページへのリンク