サイエンス論争
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2004年に発表したScience論文は、大脳皮質のニューロンに見られる特徴的な発火パターンに着目し、定型的なネットワーク活動を明らかにして、十数年続いた論争に対して画期的な実験結果を示した。しかし、in vivoのデータを提供した共著者が、再解析の結果、有意な関連性を否定する論文をNeuron誌に報告した。続いて、第三者のJ Neurosciの報告は、池谷らの解析結果の正しさを認めながらも、慎重な議論を展開している。しかし、再解析を行っても当初の結論は変わらないとする池谷らの反論がPLoS ONE誌に掲載され、一定の決着をみた。
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