ゴロツキアザミとは? わかりやすく解説

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ゴロツキアザミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 06:13 UTC 版)

ゴロツキアザミ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : アザミ亜科 Carduoideae
: オオヒレアザミ属 Onopordum
: ゴロツキアザミ O. acanthium
学名
Onopordum acanthium L. (1753)[1]
和名
ゴロツキアザミ
英名
Cotton Thistle
Onopordum acanthium

ゴロツキアザミ学名: Onopordum acanthium)は、キク科・オオヒレアザミ属に分類される二年草。ヨーロッパ・西アジア原産で、世界各地で外来種帰化植物)として定着している。

分布

ヨーロッパから西アジアを原産地とする[2]

北アメリカ・オーストラリア・日本に移入分布する。日本では明治時代園芸用として導入され、1965年に三重県楠町(現在の四日市市)で初めて野生化が確認され、北村四郎が和名を名付けた[2]

特徴

二年草[2]。高さは30 - 150センチメートル (cm) になり、茎は上部でよく分枝する[2]。茎には絡み合った白い毛があり、著しい翼があり、翼には鋭いトゲがある[2]は長さ10 - 50 cmほどで互生する。葉はときに羽状に裂け、縁には鋭いトゲが多い[2]。葉の裏面は絡み合った毛に覆われていて白色である[2]

花期は初夏。茎の先端に直径3 - 6 cmの紅紫色の頭状花を1個ずつつける[2]。総苞は球形で、その中には子房が入り込んでおり、鱗片はない[2]。筒状花は長さ2 cmほどで、狭い筒部から急に広い筒部に移り、広筒部は深く5裂する[2]。冠毛は狭筒部よりも短い[2]

果実は長さ4ミリメートル (mm) で黒褐色[2]。冠毛はトゲ状の突起があり、下部は合着して果実から離れやすい[2]

脚注

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Onopordum acanthium L. ゴロツキアザミ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年7月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 長田武正 1976, p. 17.

参考文献

  • 植村修二、勝山輝男、清水矩宏、水田光雄、森田弘彦、廣田伸七、池原直樹『日本帰化植物写真図鑑 第2巻』全国農村教育協会、2010年12月24日。 ISBN 978-4-88137-155-8  p.279

   




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