コンピュータ用語における「故障(failure)」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 00:51 UTC 版)
「故障」の記事における「コンピュータ用語における「故障(failure)」」の解説
故障(failure)とは、「要求された機能を遂行する機能単位の能力がなくなること」である。JISの定義では、「故障は,イベントであり、状態であるフォールトと区別される」。よって、障害や不具合は、フォールト(fault)の同義語と考えられるが、技術分野の専門家の間においても、故障(failure)と、フォールト(fault)や障害・不具合は区別して使われていないことが多い。 故障(failure)は、システムの構成要素であるハードウェアやソフトウェアの不具合(フォールト)によって引き起こされる場合と、故障によって障害(フォールト)となる場合がある。 正常な状態に復旧するには、故障した構成要素の交換・修繕が必要である。また、構成要素が故障しても、多重化などによってシステム全体が機能を提供し続けることができれば、システム全体としての障害は発生しない。(フォールトトレラント)
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