コリジョンリアクションセル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/29 19:50 UTC 版)
「誘導結合プラズマ質量分析」の記事における「コリジョンリアクションセル」の解説
ICP-MSでは、目的のイオンとほぼ同じ質量数を持った別のイオン(干渉イオン)が副生成物としてできる。質量数がほぼ同じてるため、目的イオンと干渉イオンの質量ピークは重なってしまうため、目的イオンを正確に分析できなくなる。これを質量干渉と言う。コリジョンリアクションセルではヘリウムなどの不活性な分子との衝突や、水素やアンモニアなどの反応性の高い分子との反応によって、干渉イオンを除去する。 コリジョンリアクションセルは、質量分解能がそれほど高くない四重極型の質量分析計を使う場合に用いられる。
※この「コリジョンリアクションセル」の解説は、「誘導結合プラズマ質量分析」の解説の一部です。
「コリジョンリアクションセル」を含む「誘導結合プラズマ質量分析」の記事については、「誘導結合プラズマ質量分析」の概要を参照ください。
- コリジョンリアクションセルのページへのリンク