コバルト青とは? わかりやすく解説

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コバルト青

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 04:53 UTC 版)

コバルト青: cobalt blue)は、青色の無機顔料である。コバルトブルーとも呼ばれるセラミック顔料海碧については、海碧を参照。

性質

コバルト青はコバルトブルーとも呼ばれる、耐光性・耐候性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれも優れた、非常に安定した顔料として知られている。Colour Index Generic Nameは、Pigment Blue 28である。

組成式はCoAl2O4(アルミン酸コバルト)あるいはCoO・Al2O3酸化コバルト酸化アルミニウムスピネル)で表される。

製法はいくつかあり、

  • 水酸化コバルトと水酸化アルミニウムを共沈させる
  • 酸化コバルトと水酸化アルミニウムを配合し、900 - 1000°Cで焼成する
  • 水酸化アルミニウムとリン酸コバルトを1200°Cくらいの高温で焼成する

などの方法で製造される。

比較的鮮やかな青を呈し、コバルトの割合が高いほど濃く、アルミニウムの割合が高いほど淡い顔料となる。絵具プラスチックの着色や塗料にも使用されるが高価であり、絵具においてはウルトラマリン青フタロシアニン青、場合によってはさらに白色顔料を配合して安価な代替品(コバルトブルー チント、コバルトブルー ヒュー、コバルトブルー トーン)が製造されている。

関連項目


コバルト青

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 09:37 UTC 版)

コバルトブルー」の記事における「コバルト青」の解説

顔料であるコバルト青については、コバルト青を参照

※この「コバルト青」の解説は、「コバルトブルー」の解説の一部です。
「コバルト青」を含む「コバルトブルー」の記事については、「コバルトブルー」の概要を参照ください。

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