コナンテラ属とは? わかりやすく解説

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コナンテラ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 05:32 UTC 版)

コナンテラ属
コナンテラ・ビフォリア
Conanthera bifolia
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: テコフィレア科 Tecophilaeaceae
: コナンテラ属 Conanthera
学名
Conanthera D.Don
タイプ種
コナンテラ・ビフォリア
Conanthera bifolia
シノニム

Cummingia Phil.

コナンテラ属(コナンテラぞく、学:Conanthera)は、テコフィレア科に含まれる属の一つ。

コナンセラ属とも呼ばれる。

概要

フエゴ島を除くチリ本土全域に生息する球根植物。花は同じコナンテラ属の中でも種による差異が大きい。

カンパニュラータ種(C. campanulata)やトリマクラータ種(C. trimaculata)の様に外花被に斑点が付く種類や、ビフォリア種の様(C. bifolia)に花弁は反り返りナス科に似た花を下向きに付ける種類がある。いずれの種類も共通して6裂した同花被花の構造を持っており、花序は総状花序である。

果実は液果で、瑠璃色をしている[1][2]。葉は細く葉脈は目立たず、葉脈部分が窪む。(画像参照)

栽培方法

休眠期は夏で、花期は秋頃になる。水はけの良い土壌に球根を植え付け栽培する[3]

名称について

属名Conantheraの由来は不明。

下位分類

コナンテラ属は5種が認められる。種間によって花の構造の差異は大きい[1]

栽培される種

  • コナンテラ・ビフォリア

 (Conanthera bifolia

コナンテラ属のタイプ種で、チリ中部の乾燥地帯に自生する種類。花は反り返り紫色で中心部には黄色の突起がある。種小名は「2枚の葉」という意味がある[4]
  • コナンテラ・トリマクラータ

 (Conanthera trimaculata

チリ中部が原産地の種。花弁は薄く花色は青紫色になる。種小名の由来は、「三つの斑点」という意味がある。花弁の斑点は裏にまで透過する[5]

その他の種類

  • Conanthera campanulata Lindl.
  • Conanthera parvula (Phil.) Muñoz-Schick
  • Conanthera urceolata Ravenna

ギャラリー

出典

  1. ^ a b Plants of the World Online | Kew Science” (英語). Plants of the World Online. 2025年2月22日閲覧。
  2. ^ Search
  3. ^ Conantheratrimaculata|園芸日記bygoldenfish|みんなの趣味の園芸|151333
  4. ^ Conanthera bifolia Ruiz & Pav. | Plants of the World Online | Kew Science” (英語). Plants of the World Online. 2025年2月22日閲覧。
  5. ^ Conanthera trimaculata (D.Don) F.Meigen | Plants of the World Online | Kew Science” (英語). Plants of the World Online. 2025年2月22日閲覧。



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