コナン3世 (ブルターニュ公)とは? わかりやすく解説

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コナン3世 (ブルターニュ公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 04:32 UTC 版)

コナン3世
Conan III
ブルターニュ公
コナン3世の貨幣
在位 1112年 - 1148年

出生 1093/6年
死去 1148年9月17日
配偶者 マティルダ・フィッツロイ
子女 ベルト
オエル3世
コンスタンス
家名 コルヌアイユ家
父親 ブルターニュ公アラン4世
母親 エルマンガルド・ダンジュー
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コナン3世フランス語:Conan III, ブルトン語:Konan III a Vreizh, Konan Kerne, 1093/6年 - 1148年9月17日)は、ブルターニュ公(在位:1112年 - 1148年)。

生涯

コナン3世はブルターニュ公アラン4世エルマンガルド・ダンジューの息子である[1]。イングランドの無政府時代の際には、スティーブンと同盟を結んだ[注釈 1][注釈 2]

1113年以前にイングランド王ヘンリー1世の庶子マティルダと結婚した[2]

1148年、コナン3世は死の床で息子オエルを庶子とし、自分の嫡子はいないとして、オエルから相続権を奪った。この予期しない出来事により、ベルトが女子相続人となった。しかし、オエルにはナント伯領が与えられた[3]

子女

マティルダ・フィッツロイとの間に3子をもうけた。

  • ベルト(1114年 - 1155年以降) - 初代リッチモンド伯アラン黒伯と結婚[4][注釈 3]。アランは1146年に死去し、ベルトはブルターニュに戻った。
  • オエル3世(1116年 - 1156年) - 相続権を父により奪われた。ナント伯[4]
  • コンスタンス(1120年 - 1148年) - マイエンヌ領主ジョフロワ2世と結婚

注釈

  1. ^ スティーブンはコナン3世の婿のアランを初代リッチモンド伯とした。1141年のリンカーンの戦いでは、アランはスティーブン側についた。
  2. ^ リッチモンド伯領はアランの息子でコナン3世の孫にあたるコナン4世が継承した。
  3. ^ イングランド王スティーブンはアランを初代リッチモンド伯および初代コーンウォール伯とした。

脚注

  1. ^ Everard 2004, p. 10.
  2. ^ Bryan 2016, p. 173.
  3. ^ Everard 2004, p. 32.
  4. ^ a b Warren 1977, p. 75.

参考文献

  • Bryan, Elizabeth J. (2016). “Matthew Parker and the Middle English Prose Brut”. The Prose Brut and Other Late Medieval Chronicles. York Medieval Press 
  • Everard, J. A. (2004). Brittany and the Angevins: Province and Empire 1158–1203. Cambridge University Press 
  • Warren, Wilfred Lewis (1977). Henry II. Yale University Press 
先代
アラン4世
ブルターニュ
1112年 - 1148年
次代
ベルト
先代
アラン4世
ナント伯
レンヌ伯
1112年 - 1148年
次代
オエル3世



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