ゲルマニウム化コバルトとは? わかりやすく解説

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ゲルマニウム化コバルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 20:13 UTC 版)

ゲルマニウム化コバルト

結晶構造
識別情報
CAS登録番号 12292-35-2
PubChem 78062144
特性
化学式 CoGe
モル質量 131.56 g/mol
磁化率 1.3×10−6 emu/g[1]
構造
結晶構造 単斜晶系[1]
空間群 C2/m (No. 12), mS16
格子定数 (a, b, c) a = 1.165 nm Å,b = 0.3807 nm Å,c = 0.4945 nm Å
格子定数 (α, β, γ) α = 90°, β = 101.1°, γ = 90°
危険性
引火点 不燃性
関連する物質
その他の陰イオン ケイ化コバルト
その他の陽イオン ゲルマニウム化鉄
ゲルマニウム化マンガン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ゲルマニウム化コバルト(Cobalt germanide, CoGe)は金属間化合物で、コバルトのゲルマニウム化物である。

立方晶の結晶(空間群 P213, cP8, a = 0.4631 nm)は、コバルトとゲルマニウムの粉末を圧力4 GPa、温度800-1000℃で1-3時間処理することで得られる。反転中心がないためらせん状で、右巻きと左巻きのキラリティがある。準安定状態であり、続けて常圧で600℃に加熱すると単斜晶系に変化する[1]

遷移温度Tc = 132 Kの反強磁性である[1]

出典

  1. ^ a b c d Takizawa, H.; Sato, T.; Endo, T.; Shimada, M. (1988). “High-pressure synthesis and electrical and magnetic properties of MnGe and CoGe with the cubic B20 structure”. Journal of Solid State Chemistry 73 (1): 40–46. Bibcode1988JSSCh..73...40T. doi:10.1016/0022-4596(88)90051-5. 



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