グラント・アンダーソン (野球)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 05:39 UTC 版)
ミルウォーキー・ブルワーズ #56 | |
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | テキサス州ジェファーソン郡ポートアーサー |
生年月日 | 1997年6月21日(28歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 180 lb =約81.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2018年 MLBドラフト21巡目 |
初出場 | 2023年5月30日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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グラント・リード・アンダーソン(Grant Reed Anderson, 1997年6月21日 - )は、 アメリカ合衆国テキサス州ジェファーソン郡ポートアーサー出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。
経歴
プロ入りとマリナーズ傘下時代
2018年のMLBドラフト21巡目(全体628位)でシアトル・マリナーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズでプロデビュー。A-級エバレット・アクアソックスとA+級クリントン・ランバーキングスでもプレーし、3チーム合計で12試合に登板して2勝1敗1セーブ、防御率1.38、13奪三振を記録した。
レンジャーズ時代
2019年4月1日にコナー・サゼックとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[1]。この年は傘下のA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、37試合に登板して7勝4敗8セーブ、防御率3.22、50奪三振を記録した。
2020年はマイナーリーグがCOVID-19の影響で試合が開催されなかったため、公式戦の登板は無かった。
2021年はA+級ヒッコリー[2]とAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、2チーム合計で35試合に登板して2勝4敗3セーブ、防御率5.76、61奪三振を記録した。
2022年はAA級フリスコとAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、2チーム合計で 47試合に登板して5勝0敗6セーブ、防御率3.48、91奪三振を記録した。この年には前年に福岡ソフトバンクホークスを退団し、レンジャーズ傘下のマイナーでコーチ研修をしていた倉野信次から指導を受けている[3]。
2023年はAA級フリスコで開幕を迎えた。その後、AAA級ラウンドロックを経て5月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[4]、翌30日のデトロイト・タイガース戦にてメジャーデビュー(2.2回を無失点で7奪三振)[5]。この年メジャーでは26試合に登板して2勝1敗、防御率5.05、30奪三振を記録した。この年チームはワールドシリーズに進出して世界一となったが、自身はポストシーズンのロースターには登録されたものの、登板する機会はシリーズを通じて一度も無かった。
2024年はAAA級ラウンドロックで開幕を迎えたが、4月7日にジョシュ・スボーツが故障者リスト入りしたことに伴って、メジャー昇格[6]。しかし、昇格後は打ち込まれる試合が多く、25日にAAA級ラウンドロックに降格した[7]。それ以降は、9月6日まで昇格と降格を交互に繰り返していたが、その日に右足首を痛めて15日間の故障者リスト入りとなり、シーズンが終了した[7]。この年メジャーでは最終的に23試合に登板して0勝1敗、防御率8.10、29奪三振と前年に比べ、成績は悪化した。オフの12月30日にDFAとなった[8]。
ブルワーズ時代
2025年1月2日にメイソン・モリーナとのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[9]。
選手としての特徴
サイドスローから高めに投げ込むフォーシームを武器とする。対左打者が大きな課題とされる[10]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2023 | TEX | 26 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 5 | .667 | 154 | 35.2 | 38 | 5 | 14 | 1 | 1 | 30 | 1 | 0 | 20 | 20 | 5.05 | 1.46 |
2024 | 23 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | .000 | 120 | 26.2 | 33 | 11 | 10 | 3 | 1 | 29 | 0 | 0 | 24 | 24 | 8.10 | 1.61 | |
MLB:2年 | 49 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 6 | .500 | 274 | 62.1 | 71 | 16 | 24 | 4 | 2 | 59 | 1 | 0 | 44 | 44 | 6.35 | 1.52 |
- 2024年度シーズン終了時
背番号
- 65(2023年 - 2024年)
- 56(2025年 - )
脚注
- ^ Greg Johns (2019年4月1日). “Mariners net RHP Sadzeck from Rangers” (英語). MLB.com. 2024年9月16日閲覧。
- ^ 2021年よりA→A+へクラス変更
- ^ https://x.com/shinji_kurano/status/1664433546830958592
- ^ Anthony Franco (2023年5月29日). “Rangers Select Grant Anderson, Designate Ricky Vanasco” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年9月16日閲覧。
- ^ “Texas Rangers vs Detroit Tigers Box Score: May 30, 2023” (英語). Baseball-Reference.com. 2024年9月16日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2024年4月7日). “Rangers Place Josh Sborz On 15-Day Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2025年1月3日閲覧。
- ^ Anthony Franco (2024年12月30日). “Rangers Designate Grant Anderson For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月3日閲覧。
- ^ Anthony Franco (2025年1月2日). “Brewers Acquire Grant Anderson” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年1月3日閲覧。
- ^ 「テキサス・レンジャーズ」『2024MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 67頁
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Grant Anderson stats MiLB.com
- Grant Anderson (@granta2) - Instagram
- グラント・アンダーソン (野球)のページへのリンク