グラフ理論での定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 07:52 UTC 版)
典型的には次のような定義が用いられる。「二分木は連結された (connected) 閉路をもたない (acyclic) グラフで、各頂点 (vertex) の次数 (degree) (各頂点に出入りする辺の数)が3を超えないもの。」 次のことが証明可能である。いかなる二分木でも、次数1のノードの数(葉にあたる)は次数3であるノードの数よりちょうど2だけ多く、次数2であるノードはいかなる数にもなりうる。根付き二分木は、「根にあたる頂点が一つだけ決められており、各頂点の次数が2を超えないもの」をいう。 そのような根を一つ選ぶと、全ての頂点が各々ユニークな親と2つ以下の子を持つことになる。だがこれだけでは子供の左右を決めることができない。連結条件をはずしたもの(閉路をもたない無向グラフ)を森 (forest) と呼ぶ。森は木と異なり、互いに連結している要素が複数あってもよい。 もう一つの定義は有向グラフ上での再帰的定義である。二分木は次のいずれかを指す: 単一の頂点 二つの二分木 a, b と一つの頂点vを用意し、頂点vから二つの二分木a, bそれぞれの根に対して辺を引いたもの。 この定義では左右は決まらないが、唯一の根を決定することはできる。
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