グシ・ハン王朝とガンデンポタンの時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 10:16 UTC 版)
「チベットの歴史」の記事における「グシ・ハン王朝とガンデンポタンの時代」の解説
デプン寺のダライ・ラマ5世の財務監ソナム・チュンペル(英語版)(チベット語: བསོད་ནམས་ཆོས་འཕེལ bsod nams chos 'phel)がオイラト族ホショト部指導者グシ・ハンと結び、グシ・ハンは1637年から1642年にかけてチベットの全域を平定、いくつかの大領主を滅ぼし、その他の各地の諸侯を服属させ、グシ・ハン王朝を樹立した。4代約80年続いた。 グシ・ハンは同盟者ソナムチュンペルの功績に応じて、チベットの中枢部(ヤルンツァンポ河流域)がダライラマ領として寄進した。その統治機関としてチベット政府ガンデンポタンが発足した。1653年から1654年頃に編纂された法典には、チベットのハンと、ガンデンポタンの首班デシーが「ダライラマの下で「日月の一対」をなす」と描写されている。1645年にはダライ・ラマ5世がポタラ宮の建設をはじめた(1695年完成)。
※この「グシ・ハン王朝とガンデンポタンの時代」の解説は、「チベットの歴史」の解説の一部です。
「グシ・ハン王朝とガンデンポタンの時代」を含む「チベットの歴史」の記事については、「チベットの歴史」の概要を参照ください。
- グシハン王朝とガンデンポタンの時代のページへのリンク