クロロプレンの合成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/03 16:57 UTC 版)
「ジクロロブテン」の記事における「クロロプレンの合成」の解説
クロロプレンは、ネオプレン(クロロプレンゴム)等の合成ゴムの原料となるモノマーである。この物質は、ブタジエンから3段階で合成される。第1段階は、ブタジエンを液相または気相で塩素化して、3,4-ジクロロブト-1-エンと1,4-ジクロロブト-2-エンからなる異性体の混合物を得る。第2段階は、この混合物を触媒下で60-120℃に加熱することにより異性化して、純粋な3,4-ジクロロブト-1-エンとする。最終段階で、3,4-ジクロロブト-1-エンを重合阻害剤の存在下で希薄水酸化ナトリウム溶液中で脱塩化水素化して、粗クロロプレンを得る。
※この「クロロプレンの合成」の解説は、「ジクロロブテン」の解説の一部です。
「クロロプレンの合成」を含む「ジクロロブテン」の記事については、「ジクロロブテン」の概要を参照ください。
- クロロプレンの合成のページへのリンク