クルマバッタとは? わかりやすく解説

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くるま‐ばった【車蝗虫】

読み方:くるまばった

バッタ一種大形緑色草地多くトノサマバッタに似るが、後ろ翅(ばね)に黒色弧状の紋があり、翅を広げて跳ぶと、この模様が車の回っているように見える。

車蝗虫の画像

車飛蝗

読み方:クルマバッタ(kurumabatta)

バッタ一種、体は褐色後翅中央弧状黒帯がある


車蝗

読み方:クルマバッタ(kurumabatta)

バッタ科昆虫

学名 Gastrimargus marmoratus


車蝗虫

読み方:クルマバッタ(kurumabatta)

バッタ科昆虫

学名 Gastrimargus marmoratus


クルマバッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/12 02:32 UTC 版)

クルマバッタ
産卵中のクルマバッタ(♀)
成東・東金食虫植物群落
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: バッタ目(直翅目) Orthoptera
亜目 : バッタ亜目(雑弁亜目)
Caelifera
下目 : バッタ下目 Acrididea
上科 : バッタ上科 Acridoidea
: バッタ科 Acrididae
亜科 : トノサマバッタ亜科
Oedipodinae
: Locustini
: Gastrimargus
: クルマバッタ G. marmoratus
学名
Gastrimargus marmoratus
(Thunberg, 1815)
和名
クルマバッタ(車飛蝗)

クルマバッタ(車飛蝗、Gastrimargus marmoratus)はバッタ目バッタ科昆虫

特徴

後翅には特徴的な模様があり、飛んでるときに車輪が回っているように見えるのが和名の由来となり、更に飛翔時には大きな音を出して羽ばたく。

体長はオス40 - 45ミリメートル、メス55 - 60ミリメートル。前翅背面部が体色と同じなのが特徴。クルマバッタモドキに酷似するが、より大型。背中に「X」模様もない。また前胸背面は著しく隆起し、クルマバッタモドキでは目立つ複眼上部の縦筋模様も目立たない。

大型のバッタであることからトノサマバッタと混同される場合もあるが、トノサマバッタよりやや小さいこと、胸部背面の隆起の大きさに加え、飛翔時の音が大きいこと、その飛翔距離がトノサマバッタには及ばないことで区別がつく。また、トノサマバッタには雌雄共に後脚を後翅に摺り合わせて発音する習性があるが、本種はどちらも発音しない。

生態

日本の本州から南西諸島に分布する。林と草原が隣接する場所や草丈に高低差のある広い草原を好み、若干人工的な環境にも見いだされるがやや局所的である。

春に孵化した卵から幼虫は他のバッタ同様、1 - 5齢を経て成虫となり、主に7 - 11月活動、繁殖行動の後、卵を地中に産み、冬になる前に一生を終える。

関連項目

参考文献

外部リンク



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