クリスティアン・ゲルハーヘルとは? わかりやすく解説

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クリスティアン・ゲルハーヘル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 04:53 UTC 版)

クリスティアン・ゲルハーヘル
生誕 (1969-07-24) 1969年7月24日(55歳)
出身地 ドイツ バイエルン州
学歴 ミュンヘン国立音楽大学
ジャンル クラシック
職業 声楽家(バリトンおよびバス歌手)

クリスティアン・ゲルハーヘル(Christian Gerhaher, 1969年7月24日 - )は、ドイツバリトンおよびバス歌手。日本語表記は、ゲルハーハー、ゲルハーエル、ゲアハ-ヘルなどあったが、現在はゲルハーヘルに落ち着いている。ドイツ語ネイティヴの発音は「ゲアハーエア」に近い[1]
オペラ宗教曲でも活躍するが、殊にドイツ歌曲の分野で高く評価されている。現在、夫人と3人の子どもと共にミュンヘン在住。

経歴

1969年7月24日、旧西ドイツバイエルン州に生まれる。

大学で哲学を学ぶが、医学に転向。博士号を取得後、本格的に歌手を目指す。

ミュンヘンでパウル・クーエンとライムント・グリュンバッハに師事。ミュンヘン国立音楽大学のオペラ科に入学。フリーデマン・ベルガー教授の下でリートを学ぶ。ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウエリーザベト・シュヴァルツコップインゲ・ボルクのマスタークラスを受講し、声楽教育を修了。

2000年、シュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデで、イアン・ボストリッジの代役として「白鳥の歌」を歌い、大喝采を受ける。

以後、主にドイツ・リートの歌唱で知られるが、オペラでも、モンテヴェルディからワーグナーまでレパートリーは広く、大指揮者に最も信頼されるバリトン歌手の一人。

現在では、自身も後進の指導にあたり、アルデブルク音楽祭、イェール大学アムステルダム・コンセルトヘボウシュヴェツィンゲン音楽祭でマスタークラスを開催。更に、名誉教授としてミュンヘン国立音楽大学にてワークショップを行なって、教鞭も執る。

2008年、来日。東京、名古屋、大阪で公演を行う。以後、2011年、2014年にも来日。[2]

主な受賞

主な録音

これまで数々のCDをリリース。

ミュンヘン国立音楽大学からの盟友であるゲロルト・フーバーのピアノ伴奏で、シューベルトの三大歌曲集[3]、シューマンの歌曲集を録音。

また、マーラーの歌曲集には、「さすらう若人の歌」、「リュッケルトの詩による歌曲」が収録されている。

以下、オーケストラとの主な共演。

脚注

  1. ^ 発音例 forvo
  2. ^ 2016年10月の来日公演は、本人の体調不良により中止になった。
  3. ^ 更に、シューベルトの「美しい水車小屋の娘」は再録音しているが、シューベルトが作曲しなかった残りの原詩も、朗読のかたちで収録している。



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