ギオラ・イプシュタイン

航空軍事用語辞典++

【ギオラ・イプシュタイン】(ぎおら・いぷしゅたいん)

イスラエル空軍のエースパイロット。
六日間戦争とヨムキプール戦争において、シャハク・ネシェルに搭乗し撃墜数17機を記録した。
このスコアは、今日の近代ジェット機による撃墜戦果としては世界最多と見られている。
イスラエル空軍では、敵対勢力によるパイロット個人への報復を防ぐ意味合いから、退役するまでその氏名を公表せず、長らく「G大佐」という名で知られていた。
第二次世界大戦時のエースパイロット達と同様に非常に目がよく、コンディションが良い時は40km先の敵機が見えたと自ら語っている。

退役後は同国のフラッグキャリア、エル･アル航空において旅客機のパイロットとして勤務した。