キューライスとは? わかりやすく解説

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キューライス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 23:02 UTC 版)

キューライス
本名 坂元友介
生誕 1985年3月7日
日本栃木県宇都宮市
職業 漫画家
イラストレーター
アニメーター
称号 修士(造形)東京造形大学大学院
活動期間 2014年 -
受賞 デジスタ・アウォード2004映像部門グランプリ
第6回ユーリ・ノルシュテイン大賞最優秀賞・観客賞
第2回吉祥寺アニメーション映画祭グランプリ
第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品
第16回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞
第19回 Digicon6 ASIA Awards グランプリ
公式サイト キューライス記
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キューライス(Q rais、1985年3月7日 - )は、栃木県宇都宮市出身の日本の漫画家イラストレーターアニメーター。本名は坂元 友介(さかもと ゆうすけ)。

東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻領域卒業[1]東京造形大学大学院造形研究科デザイン研究領域修了。

キューライスという名前は落語「死神」に登場する呪文のバリエーションの一つ、「アジャラカモクレン、キューライス、テケレッツのパー」が由来となっている[2]

経歴

高校生の頃から独学で短編アニメーションを作り始め、東京造形大学に入学。同大学院修了後、東北新社企画演出部入社。現在はフリーランスとして漫画、イラスト、演出、アニメーション制作を手掛ける。

人物

  • 将来マンガ家になろうと思ったことは一度もなく、マンガを描き始めたのは社会人になってからだった[1]
  • 美大時代は、アパートをスタジオ代わりにして切り絵アニメをつくっていた[3]

作品

漫画

タイトル 単行本情報 掲載情報 備考
ネコノヒー KADOKAWA、既刊5巻(2017 - ) 作者ブログ(2015 - )
チベットスナギツネの砂岡さん KADOKAWA、全2巻(2017 - 2019) 作者ブログ(2017 - 2019)
スキウサギ 秋田書店、既刊8巻(2018 - ) 作者ブログ(2015 - )
ヤングチャンピオン(2017年 No.23 - )
チャー子 イースト・プレス、全2巻(2018) 作者ブログ(2015 - 2019)
チャチャ・チャー子 イースト・プレス、全2巻(2019 - 2020) オモコロ(2018 - 2019)
悲熊 LINE Digital Frontier、既刊2巻(2020 - ) 作者ブログ(2017 - )
オモコロ(2023 - )
2020年、NHK総合でテレビドラマ化(2020年12月18日 - 24日、全10話)。主演は重岡大毅ジャニーズWEST[4]
2021年、テレビドラマの続編として『悲熊 season2』(2021年12月13日 - 22日、全6話)が放送[5][6]
2023年7月11日、名作セレクションとして『悲熊せれくしょん』が放送[5][7]
ひとり事 キューライスのサクセスごはん 白泉社、全1巻(2021) オモコロ(2019 - 2020) 掲載時タイトル『キューライスのひとり事』
スキネズミ 秋田書店、既刊4巻(2021 - ) 作者ブログ(2020)
レジネコ 文藝春秋、全1巻(2021) 作者ブログ(2017 - 2021)
フロムエーしよ‼︎(2017 - 2018)
CREA(2020 - 2021)
バイトのネズミダくん 文藝春秋、全1巻(2021) タウンワークマガジン(2017 -2023) 掲載時タイトル『ネズミダくん』
すず色のモーニャ ほぼ日、全1巻(2021) オモコロ(2020 - 2021)
キューライスのシンデレラ PARCO出版、全1巻(2021) オモコロ(2015 - 2021) 掲載時タイトル『シンデレラ』
夜の訪問者 ポプラ社、全1巻(2022) 作者ブログ(2014 - 2022)
XOY(2017 - 2018)
オモコロ(2021 - 2022)
ヨモツヘグイ 大和書房、全1巻(2023) オモコロ(2021 - 2022)
アジャラ 玄光社、全1巻(2023) オモコロ(2022)
バルディッシュ・ホテル 大和書房、全1巻(2024) オモコロ(2023 - 2024)
絶滅寸前の動物 ハッチンパモス 白泉社、既刊1巻(2025 - ) 作者ブログ(2024 - )
オモコロ(2024 - )
[8]


漫画(作品集)

  • キューライスのしごと(2024年、主婦と生活社
    • とーきょーカッパ(2023年、Web上掲載)
    • おいちゃさん
    • オバカシ(2021年、Web上掲載)
    • にぼし先輩(2021年、Web上掲載)
    • ねこにち(2021年、Web上掲載)
    • 汁(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 森美術館(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 逆襲のペン(2021年、Web上掲載)
    • からあげちゃん(2021年、Web上掲載)
    • やめてよ!塩狩さん(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 付きネコ(2023年、Web上掲載)
    • 横になりたいやつ(2023年、Web上掲載)
    • エビフライの日(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • ふるえるシバ(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • アノパン(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • ネズミダくん(単行本『バイトのネズミダくん』未収録分)
    • モッケの災難(2021年、Web上掲載)
  • キューライス初期作品集 さいしょのQ(2024年、ボリス文庫)
    • 4コマ漫画など、2014 - 2015年、Web上掲載

漫画(未書籍化)

  • とても怖がり! プルサワ(2023年 - 、Web上掲載〈タウンワークマガジン〉)
  • まぼろしの喫茶店ポヤル(2023年 - 、Web上掲載〈パチクリ!〉 / 「ね~ね~」2023年 NO.170 - 連載中)
  • 続・ひとり事(2024年、『オモコロクッキングBOOK』収録[9]
  • あくまっこピルケ(2024年 - 、「月刊コロコロコミック」2024年9月号[10] - 連載中 / 「週刊コロコロコミック」2024年8月9日[11] - 連載中)

絵本

ドン・ウッサシリーズ

  • ドン・ウッサ そらをとぶ(2019年、白泉社
  • ドン・ウッサ ダイエットだいさくせん!(2020年、白泉社)
  • ドン・ウッサ グッスリだいぼうけん!(2021年、白泉社)

ボンバルボンシリーズ

  • せかいいちれいぎただしいかいじゅう ボンバルボン(2023年、小学館
  • せかいいちれいぎただしいかいじゅう ボンバルボンの おとどけもの(2024年、小学館)

その他

  • ちきゅうちゃん。(文・糸井重里 / 2019年、小学館)
  • ゴリラさん だめです(2019年、イースト・プレス)
  • まぼろしのどうぶつ フィッケルペルネンクス(2019年、ボリス文庫)
  • あばれネコ(2020年、KADOKAWA)
  • ながいながい ねこのおかあさん(絵・ヒグチユウコ / 2020年、白泉社)
  • ニンジンジン(2023年、白泉社)
  • シカしかいない(2024年、白泉社)
  • 旅するシバとネコバヤシ(2025年、大和書房)
    • 第1話 ホテルニュー家亭(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 第2話 地獄温泉あび(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 第3話 ホテルはずれ屋(描き下ろし)
  • あっゴジラ(2025年、朝日新聞出版
  • ウサギのおやっさんのカレーやさん(2025年、マガジンハウス

イラスト集

  • よるのえ(2022年、大和書房)

その他書籍

  • 身近な疑問がスッキリわかる理系の知識(監修・瀧澤美奈子 / 2017年、青春出版社
    • 表紙・扉絵、四コマ漫画5本掲載。

アニメ

2002年
  • 息子の部屋
2003年
  • 歯男
2004年
  • 在来線の座席の下に住む男
  • 焼魚の唄
2005年
  • マーチングマーチ
  • 父の話
  • 電信柱のお母さん
2007年
  • 蒲公英の姉
2008年
  • とんかつさん~朝~
2009年
  • おるすばん
  • 川旅行
  • ファンシー不動産
2010年
  • confeito
2013年
  • ウィリー・ウィンキー
  • 猟師と聖
2014年
  • ナポリタンの夜
2015年
  • 失われた朝食
  • Fast Week
  • すばらしい仕事
2017年
  • 鴨が好き

なお、2014年以降に制作した5作品はYouTubeにて公開している。

DVD

  • キューライス・坂元友介 作品集(2019年、ボリス文庫)

キャラクターデザイン

  • ネズリテ(2023年11月、NHK[12]

受賞

個展

  • キューライス初個展
  • キューライス2回目の個展
  • キューライス展 フェムエバー
  • キューライス展
  • キューライス フェムフェムランド
    • 池袋パルコ(2020年2月7日 - 17日)
    • 福岡パルコ(2020年6月5日 - 22日)
    • 名古屋パルコ(2020年7月11日 - 8月3日)
    • 広島パルコ(2020年9月4日 - 28日)
    • 仙台パルコ(2020年10月16日 - 11月3日)
    • 心斎橋パルコ(2021年1月2日 - 17日)
  • キューヴル美術館
    • 池袋パルコ(2021年12月3日 - 20日)
    • 名古屋パルコ(2021年12月25日 - 2022年1月10日)
    • 心斎橋パルコ(2022年3月4日 - 27日)
    • 福岡パルコ(2022年4月8日 - 24日)
    • 広島パルコ(2022年6月11日 - 7月10日)
  • すず色のモーニャ原画展
    • 渋谷パルコ(2021年12月14日 - 2022年1月11日)
  • キューライス よるのえ展
    • 渋谷パルコ(2022年5月28日 - 7月10日)
  • キューライス ちいさなよるのえ展
    • TOBICHI京都(2022年7月15日 - 8月11日)

出演

ラジオ

脚注

出典

  1. ^ a b キューライス(坂元友介)(インタビュアー:霜月たかなか)「卒業生インタビュー キューライス(坂元友介)」『ZAA 東京造形大学アニメーション専攻アーカイブス』、東京造形大学、2020年12月8日https://www.anizo.com/interview-qrais2022年11月15日閲覧 
  2. ^ @Qrais_Usagi (25 October 2017). “窮飯…なんて…食うのに困りそうな名前の由来…本当の由来は落語「死神」の呪文「アジャラカモクレンキューライス」からです!”. X(旧Twitter)より2022年11月15日閲覧.
  3. ^ 【漫画~特別編~】学生時代の思い出(作:キューライス)”. #タウンワークマガジン. リクルート (2017年9月27日). 2022年11月15日閲覧。
  4. ^ キューライス「悲熊」がNHK総合でドラマ化、ジャニーズWEST・重岡大毅が子熊に”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月9日). 2022年11月15日閲覧。
  5. ^ a b ミニドラマ「悲熊」”. NHK. NHKオンライン. 2022年11月15日閲覧。
  6. ^ 重岡大毅さん主演 ミニドラマ「悲熊2」12月放送!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2021年10月27日). 2022年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月15日閲覧。
  7. ^ ドラマ10「悲熊せれくしょん」放送決定のお知らせ”. NHK. 日本放送協会 (2023年7月3日). 2023年7月6日閲覧。
  8. ^ キューライス最新作「ハッチンパモス」白くてころっとしていて、些細なことで死ぬ生き物”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年7月16日). 2025年7月16日閲覧。
  9. ^ オモコロクッキングBOOK”. 2025年5月1日閲覧。
  10. ^ キューライス「あくまっこピルケ 第1話」『月刊コロコロコミック』2024年9月号、小学館、2024年8月9日、707頁。 
  11. ^ 第1話 あくまっこピルケ”. 週刊コロコロコミック. 小学館 (2024年8月9日). 2024年8月9日閲覧。
  12. ^ “よくあるご質問 - ネズリテ”. NHK. 日本放送協会. 2023年11月23日閲覧. 「キャラクターはオリジナルですか?」絵本作家などで活躍しているキューライスさんが、この番組のために描き下ろしたオリジナルのキャラクターです。

参考資料

  • キューライス. “自己紹介”. キューライス記. ライブドアブログ. 2021年12月5日閲覧。

外部リンク




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