金英敏
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キム・ヨンミン
金 英敏
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生誕 | 1970年4月13日(55歳)![]() |
国籍 | ![]() |
出身校 | 高麗大学社会学科 |
職業 | 実業家 |
肩書き | HYBE JAPAN取締役兼会長 |
任期 | 会長:2024年 - 現在 |
受賞 | #受賞歴を参照 |
金 英敏(キム・ヨンミン、朝: 김영민、1970年4月13日 - )は、韓国の実業家。HYBE JAPAN会長。元SMエンタテインメント統括社長。
長年にわたってSMエンタテインメントに携わり、BoAや東方神起、TRAXなどの日本進出をリードしたことで知られる人物でもある[1]。
経歴
生い立ち
父親の仕事の関係で5歳(1974年)で日本に渡り、小中高を含め16年間を日本で過ごした。その後、韓国・高麗大学社会学科に進学し、卒業。大学卒業後に同時通訳のアルバイトをしていたところ、1999年にSMエンタテインメントの求人広告を見て志願し、入社した[2]。
SMエンタテインメント
海外事業部担当として入社した彼は5か月後にチーム長となり、BoAの日本進出プロジェクトを遂行。以後、東方神起やTRAXなどの日本進出業務を担った。以下はSMエンタテインメントグループでの主な経歴[3][4]。
- 2001年1月 -
ファンダンゴ・コリア 代表理事
- 2005年5月 -
SMエンタテインメント 代表取締役
- 2005年7月 -
エスエム・エンタテインメント・ジャパン 取締役
- 2006年8月 -
ドリームメーカーエンターテインメント 代表取締役
- 2014年1月 -
SMエンタテインメントグループ 統括代表取締役社長
- 2014年5月 -
エブリシングジャパン 取締役
- 2015年3月 -
SMモバイルコミュニケーションズ 取締役
- 2017年3月
デジタルアドベンチャー 取締役
SM C&C 取締役
- 2017年7月 -
SMエンタテインメントグループ 理事会議長兼統括代表取締役社長
- 2017年8月 -
Dreamus Company 取締役
- 2018年5月
- 2018年9月 -
デジタルアドベンチャー 取締役CSO
- 2019年7月 -
SMエンタテインメント 共同代表取締役[注 1]
- 2020年4月
SMEJ Plus 代表取締役
Beyond Live Corporation 取締役
また時期は不明だが、SMエンタテインメントUSAや、
ドリームメーカーエンターテインメントUSAの取締役も務めていた[5]。
HYBE JAPAN
2024年8月1日、HYBEが新事業戦略「HYBE 2.0」を公開。その一環として、日本本社であるHYBE JAPANの会長職に、金英敏を任命したことが発表された[1][6][7]。なお、9月には取締役兼会長に就任したことが正式に報告された[8]。
人物
- 幼い頃から父親の仕事の関係で日本に居住していたため、日本語が堪能であり、日本のテレビ番組にも出演したことがある[2]。
- SMエンタテインメントに入社後、異例のスピードで社長に昇進。同社創業者であるイ・スマン氏の右腕とも呼ばれていた[9]。
- BoAの日本進出は、韓国出身の若手アーティストが日本で成功を収めた初めてのケースであり、その成功の裏には、キム・ヨンミンの存在があったと言われている。彼はエイベックス、ホリプロ、吉本興業といった日本のエンターテインメント企業とパートナーシップを結び、BoAの日本進出プロジェクトを主導していた。この実績により、彼は一躍社内のキーパーソンとなり、SMの海外進出事業を一手に担うことになる[10]。
出演
- 所&さんまの世の中を動かしているのは誰だ会議2(2011年11月4日、日本テレビ・読売テレビ系)[11]
受賞歴
- 2008大韓民国文化コンテンツ海外進出有功者授賞式 - 大統領表彰(2008年)[12]
- 第48回貿易の日記念式 - 功労賞(2011年)[13]
- 大韓赤十字社功労賞(2012年)
- 毎経エコノミー「韓国の100大CEO」選出(2012年)
脚注
注釈
出典
- ^ a b “元SM総括社長のキム・ヨンミン、HYBE JAPANの会長に就任…BoA&東方神起の日本進出を牽引”. Kstyle (2024年8月1日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ a b “訴訟問題「EXO」の事務所・SM代表理事キム・ヨンミンって?”. wowKorea (2014年10月10日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “有価証券報告書”. ストリームメディアコーポレーション (2018年3月23日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “有価証券報告書”. ストリームメディアコーポレーション (2023年3月28日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “支配株主等に関する事項について” (2023年3月31日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “HYBE、新成長戦略「HYBE 2.0」を発表”. PR TIMES (2024年8月1日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “元SMエンタ総括社長キム・ヨンミン氏、HYBE JAPAN会長に就任「日本最高のエンターテインメント企業へ」”. モデルプレス (2024年8月1日). 2025年1月1日閲覧。
- ^ “HYBE JAPAN 取締役兼会長就任のお知らせ”. PR TIMES (2024年9月2日). 2025年1月29日閲覧。
- ^ “インタビュー:キム・ヨンミンSM代表&SHINee”. 朝鮮日報/エンタメコリア (2011年5月22日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “誕生秘話と苦難を乗り越えて掴んだ栄光…東方神起とSMエンターテインメントの“光と影””. サーチコリアニュース. 2025年4月28日閲覧。
- ^ “さんま&所が徹底会議、世の中のカラクリを解明”. お笑いナタリー (2011年11月3日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “SM대표, 한류붐 창출 공로로 대통령 표창” (朝鮮語). 동아일보 (2008年12月22日). 2025年4月28日閲覧。
- ^ “K-POP, 무역의날 공로패 수상” (朝鮮語). 聯合ニュース. 2014年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年3月7日閲覧。
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