カーボネックのエレイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/15 04:59 UTC 版)
「エレイン (アーサー王物語)」の記事における「カーボネックのエレイン」の解説
カーボネックのエレイン(Elaine of Carbonek)はペレス王の娘で、漁夫王(ペラム王)の孫。アリマタヤのヨセフの末裔。聖杯伝説のキーとなる人物で、ランスロット卿に恋し、ガラハッド卿の母親となる。 このエレインは、「この国で最も美しい」という評判を立てられたため、モーガン・ル・フェイに恨みを買い、魔法で閉じ込められ、熱湯で茹でられるという苦しみを受けていた。ランスロット卿が彼女を救出にやってくるのだが、エレインはランスロット卿に恋をしてしまう。しかし、グィネヴィア一筋のランスロット卿が自分にふり向いてくれないため、魔法を使い、グィネヴィア王妃に化けてランスロットと同衾し、ガラハッド卿を孕む。しかし、ランスロット卿はエレインのもとを立ち去ってしまったため、基本的に子育ては彼女の父親のペレス王などで行った。 のち、エレインと関係を持ってしまったことに激怒したギネヴィアの罵詈雑言によって発狂したランスロットを保護したりしている。
※この「カーボネックのエレイン」の解説は、「エレイン (アーサー王物語)」の解説の一部です。
「カーボネックのエレイン」を含む「エレイン (アーサー王物語)」の記事については、「エレイン (アーサー王物語)」の概要を参照ください。
- カーボネックのエレインのページへのリンク