カロン (美)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 09:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動カロン(Kalon、希: καλόν) は、古典ギリシア語で「美」を意味し、ソクラテスやプラトンにより論じられた美の本質。外形だけではなく内容、中身まで含めた美しさのことをいう。
古典ギリシャ語における「美(Kalon)」という言葉は、通常の国語としての日本語で使う「美」の意味とは異なる意味範囲を持っている[1]。
「美」「美しいもの」「美しいこと」と訳出したギリシア語のト・カロンという言葉の問題である。この言葉の概念や意味内容は日本語の「美しいもの」「美しいこと」の含意するものよりは広範であって、「美しい」とギリシア語で言われる対象は、(1)人や物の外形、(2)人間の営為・仕事、風俗習慣、制度、法、学問、そして、(3)道徳的行為、のすべてを包括するので、(2)や(3)のような場合には、われわれの言葉では「立派な」「すぐれた」「善い」「ふさわしい」「ほめられるべき」「名誉とされる」というような言葉で表現されるほうがむしろ適切な場合がある[2]。
脚注
- ^ “哲学における『美』について”. 2021年6月12日閲覧。
- ^ 『プラトン全集〈10〉 ヒッピアス(大) ヒッピアス(小) イオン メネクセノス 単行本』岩波書店、2005年10月25日。
- https://core.ac.uk/download/pdf/144445385.pdf
- https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24520115/24520115seika.pdf
- http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81010198.pdf
- http://www.luce.aoyama.ac.jp/department/syllabus/2012/pdf/2012_2011_10.pdf
「カロン (美)」の例文・使い方・用例・文例
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