かや‐ねずみ【×萱×鼠】
萱鼠
カヤネズミ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 14:11 UTC 版)
カヤネズミ(萱鼠、茅鼠、学名:Micromys minutus)は、ネズミ目(齧歯目)ネズミ科カヤネズミ属に属する小型のネズミ類の1種である。種小名 minutus は「小さい」の意。頭胴長 54~79mm、尾長 47~91mm、体重 7~14gの日本では一番小さなネズミである[2]。青森県、秋田県、岩手県などの北東北や南西諸島においてはまだ発見されていない。2018年時点での生息地の北限は宮城県仙台市である[3]。それ以外の地域では少しずつ発見の報告があり、東京都町田市など比較的都心に近い場所での発見例も多い。ススキノ原が回復した東京都谷戸沢廃棄物広域処分場でも確認され学術報告されている。背中はオレンジ色、腹部は真っ白といった色をしている。後述のとおりイネはほとんど食べず、水田の雑草などを主食とする。
- ^ Kryštufek, B.; Lunde, D.P.; Meinig, H.; Aplin, K.; Batsaikhan, N.; Henttonen, H. (2019). “Micromys minutus”. The IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T13373A119151882. doi:10.2305/IUCN.UK.2019-1.RLTS.T13373A119151882.en.
- ^ “人間の暮らしがつないできたカヤネズミたちのすみかが消えていく”. 日本自然保護協会オフィシャルサイト (2017年7月1日). 2022年12月14日閲覧。
- ^ 畠佐代子; 新野聡; 富樫悦夫; 上野山雅子; 澤邊久美子『カヤネズミの新北限産地』公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団、2018年10月24日。doi:10.20745/izu.12.0_53 。2022年12月14日閲覧。
- ^ 「害獣」は濡れ衣だった! 日本最小のカヤネズミ、実はイネをほとんど食べず 滋賀県立大の調査で判明 - 産経WEST、2016年7月30日
- 1 カヤネズミとは
- 2 カヤネズミの概要
- 3 生態
- 4 外部リンク
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