カプセル化の可視性と継承の可視性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 08:46 UTC 版)
「継承 (プログラミング)」の記事における「カプセル化の可視性と継承の可視性」の解説
カプセル化の可視性(public/protected/package/private)によって、各スーパークラスメンバの受け継ぎが取捨選択されることは、派生型に対する継承の大きな特徴である。privateメンバはサブクラスに受け継がれない。packageメンバは外部パッケージのサブクラスには受け継がれない。 継承の可視性は、スーパークラスメンバ(フィールド/メソッド)の可視性に更に制約をかける機能である。三段階ある。 public継承 - そのままの継承。 protected継承 - スーパークラスのpublicメンバを、protectedメンバに引き下げて継承する。 private継承 - スーパークラスのpublic/protectedメンバを、privateメンバに引き下げて継承する。 これはC++で導入されていたが、後継OOP言語ではほとんど採用されていない。
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