カトリックに対する差別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 22:08 UTC 版)
「アメリカ合衆国の人種差別」の記事における「カトリックに対する差別」の解説
「キリスト教徒による宗教的迫害」も参照 もともとアメリカは大航海時代に大西洋を渡ってきたプロテスタントの手によって開発された経緯があり、現在もプロテスタントの社会的地位は高い傾向にある。それゆえカトリックは差別の対象になりやすい。この風潮はとりわけ政治の世界で色濃く、歴代のアメリカ合衆国大統領でもプロテスタント系がほとんどであり、カトリック教徒で大統領に就任したのはジョン・F・ケネディのみだったが、2020年アメリカ合衆国大統領選挙にて同じくカトリック教徒のジョー・バイデンが勝利したことにより、史上2人目のカトリック教徒のアメリカ大統領が誕生することとなった。 それゆえ、アメリカでは支配階級のことを、時に皮肉の意味をこめてワスプ(WASP)と呼ぶ。WASPとは、W = White(白人)、AS = Anglo-Saxons(アングロ・サクソン人)、P = Protestant(プロテスタント)のそれぞれの頭文字を取ったものである。
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