オーバーロード
おもに動力計でエンジンの出力をはかるとき、動力計の能力を超えた出力を吸収することをいう。例えば、100kWの動力計にエンジンをつなぎ、エンジンが110kWを発生させているとき、10%のオーバーロードとなる。一般に、動力計は短時間ならば10%の過負荷運転が可能である。動力計の最大吸収能力を超えた状態でエンジン出力を吸収すること、もしくは動力計が吸収できない高い出力を過負荷出力という。
オーバーロード
過積載などによってクルマの許容限度を超える荷重をいう。トラックなどには各車軸またはそのクルマに許容できる軸重、および、車両総重量の限度を示す値(許容限度)が届け出されている。許容限度は、クルマの安定性や操縦性、制動性などの保安基準に適合し、かつ、安全な運行をメーカーが保証する最大許容重量である。つまりクルマを使用する際にやむを得ず起こり得る重量変動、例えば荷物の不均一積載や、定員を超える人員の乗車などの事態が発生しても安全運行が確保できる最大重量である。この許容限度を超える積載量の配分不均一や過積載は、重大な事故を引き起こす要因となり、運送業者などへの徹底や路上検査などで厳重な取り締まりが行われている。
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