オーストラリアクイナとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 鳥類 > クイナ科 > オーストラリアクイナの意味・解説 

オーストラリアクイナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/27 12:55 UTC 版)

オーストラリアクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: クイナ属
Rallus
: オーストラリアクイナ
R. pectoralis
学名
Rallus maculatus
(Temminck, 1831)
シノニム

Lewinia pectoralis

和名
オーストラリアクイナ
英名
Lewin's Rail

オーストラリアクイナ(濠太剌利水鶏、学名:Rallus pectoralis) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。本種をオーストラリアクイナ属Lewinia)に分類する説もある。その場合学名は、Lewinia pectoralisとなる。

分布

フィリピンからニューギニア島オーストラリアタスマニア島オークランド諸島に分布する。

形態

体長17-23cm。頭頂部から後頸にかけては赤茶色で黒い斑がある。背中は暗い褐色で黒い筋が入る。翼は黒色で白色の縞模様が入る。喉から胸にかけては青みがかった灰色で、腹部は黒地に白い斑が入っている。嘴は赤褐色で、虹彩は褐色、脚は淡く赤みがかった褐色である。

生態

マングローブ林や森林内の湿地、低山にある草原に生息する。茂みの中で生活するが、水上を泳いだり潜ったりすることもできる。

昆虫類軟体動物を捕食するほか、植物の種子や地下茎なども食べる。

繁殖期はオーストラリアにおいては8-12月で、アシなどの茂みの中に営巣し、1腹4-6個の卵を産む。抱卵期間は約20日である。

人間との関係

オーストラリアの一部の州では、生息数が減少しているため保護されている。

亜種

以下の9亜種に分類される。

  • Rallus pectoralis pectoralis

基亜種。オーストラリアの東部に分布する。

  • Rallus pectoralis mirificus

フィリピン(ルソン島)に分布する。別種として扱う説もある。

  • Rallus pectoralis exsul
  • Rallus pectoralis mayri
  • Rallus pectoralis captus
  • Rallus pectoralis insulsus
  • Rallus pectoralis alberti

ニューギニア島に分布する。

  • Rallus pectoralis brachipus

タスマニア島に分布する。

  • Rallus pectoralis muelleri

オークランド諸島のアダムス島に分布する。別種として扱う説もある。

参考文献

  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、57、161頁。
この項目「オーストラリアクイナ」は、鳥類に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めていますポータル鳥類 - PJ鳥類




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オーストラリアクイナ」の関連用語

オーストラリアクイナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オーストラリアクイナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオーストラリアクイナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS