オニハタタテダイとは? わかりやすく解説

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オニハタタテダイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 07:28 UTC 版)

オニハタタテダイ
オニハタタテダイHeniochus monoceros
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: チョウチョウウオ科 Chaetodontidae
: ハタタテダイ属 Heniochus
: オニハタタテダイ H. monoceros
学名
Heniochus monoceros
Cuvier1831
和名
オニハタタテダイ
英名
Masked bannerfish

オニハタタテダイ(鬼旗立鯛、学名:Heniochus monoceros)は、スズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。種小名は「一角獣」を意味し、英名は仮面を被ったような見た目、和名は頭部の突起に由来する[1]

形態

幼魚
  • 全長は約25cm[1]
  • 頭部に突起が付いている[2]
  • 体側の横帯は2本[3]
  • 尾鰭は黄色[3]
類似種
シマハタタテダイ

よく似た種としてシマハタタテダイがいる。

  • 頭部の黒の横帯が、本種のものは背鰭基部まで架かるのに対し、シマハタタテのものは背鰭基部まで架からない[4]
  • 胸鰭を通る黒の横帯が、本種のものは背鰭の後ろに伸びる[5] のに対し、シマハタタテのものは背鰭の前に伸びる[6]

などが両種の相違点である。

生態

雑食で、甲殻類、ゴカイ類、藻類などを食べる[1]

水深30mまでの熱帯地域のサンゴ礁に棲み、単独かペアで見られる[7]本州紀伊半島)では夏になるとタイドプール漁港に出現することがある[5]

分布

西・中部太平洋インド洋。日本では本州中部以南に分布する。どの地域でも見かけやすい割に数は多くない。[1]

飼育

観賞魚。大きくなるため大型の水槽を用意する必要がある。

脚注・出典

  1. ^ a b c d 中村(2003).
  2. ^ オニハタタテダイ”. 美ら海水族館. 2021年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月23日閲覧。
  3. ^ a b オニハタタテダイ”. マリンピア日本海. 2020年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月23日閲覧。
  4. ^ Chaetodontidae”. 広島大学. 2021年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月23日閲覧。
  5. ^ a b オニハタタテダイ”. 環境省. 2020年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月23日閲覧。
  6. ^ シマハタタテダイ”. 環境省. 2021年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月23日閲覧。
  7. ^ 魚類図鑑・オニハタタテダイ”. stardust31.com. 2019年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月23日閲覧。

参考文献

  • 中村庸夫『チョウチョウウオガイドブック』TBSブリタニカ、2003年、p. 128頁。ISBN 4-484-03404-2 

関連項目

外部リンク




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