オコゼの祈り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 19:17 UTC 版)
仙北マタギのレッチュウが大熊の耳欠けを包囲した。マタギ犬姫の役割は熊を引きつけておくことであるが、姫は熊に飛びかかってしまった。射手は犬がジャマで撃てず、耳欠けは姫を手で払い逃走する。重傷の姫は百造の懸命の看護でなんとか命を取り止めた。百造は右手首を失いながら、勢子としてレッチュウに留まる。姫はマタギ犬として活躍し、多くの獲物をもたらした。ついに、レッチュウが耳欠けを見つけたとき天候が悪化し、ササ小屋に避難する。しかし、秋に運んでおいた食料は喰い荒らされており、悪天候の長期化によりレッチュウは飢えに苛まれる。姫は百造を外に誘い、まるで自分を食えというかのようにであった。銃声がして、ムジナ肉がもたらされる。レッチュウが飢餓を脱したとき、吹雪はおさまった。百造は田沢湖に向かい、辰子姫にオコゼを献げ詫び、自ら湖に身を投げる。百造は仮死状態で発見された。生まれ変わった百造は仙北マタギの名シカリになる。
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