オオブタハナスベヘビ
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オオブタハナスベヘビ | |||||||||||||||||||||||||||
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オオブタハナスベヘビ
Leioheterodon madagascariensis |
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Leioheterodon madagascariensis (Duméril, Bibron & Duméril, 1854)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
オオブタハナスベヘビ[2] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Malagasy giant hognose snake[1] |
オオブタハナスベヘビ(大豚鼻滑蛇、Leioheterodon madagascariensis)は、有鱗目マダガスカルヘビ科ブタハナスベヘビ属に分類されるヘビ。別名オオブタバナスベヘビ[3]。
分布
種小名madagascariensisは「マダガスカル産」の意。マダガスカル島全域に分布する。コモロにも移入分布する[1]。
形態
全長120-150 cmとブタハナスベヘビ属内最大種。黒と褐色の斑紋が入り、市松模様になる。
奥歯に毒牙になっている(後牙類)とされるが、毒性は低い。
生態
昼行性・地上性で、森林や草原に生息する。ある程度は人工的な環境にも適応できる[1]。
食性は動物食で、主にカエルを食べるが、小型爬虫類、小型哺乳類等も食べる。
繁殖形態は卵生で、1回に5-13個の卵を産む。
人間との関係
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主に野生個体が流通するが、繁殖個体が流通することもある。マダガスカルからの野生動物の輸出は減少傾向にあるため、流通量は今後減少していくものと思われる。野生ではカエルを主に食べるが、飼育下では容易にマウスやラット等に餌付くとされる。性質が荒く、触れようとすると暴れる。後牙類だが毒性は低く、現在のところ被害は知られていない。しかしどのような症状が発症するかわからない上に、ストレスになるので触るのは避けた方がいい。
出典
- ^ a b c d e Raxworthy, C.J. & Hawlitschek, O. 2011. Leioheterodon madagascariensis. The IUCN Red List of Threatened Species 2011: e.T172892A6936933. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2011-2.RLTS.T172892A6936933.en. Accessed on 24 May 2025.
- ^ クリス・マティソン、千石正一監訳『ヘビ大図鑑』緑書房、2000年、164頁。ISBN 4-89531-678-5。
- ^ 中井穂瑞領『ヘビ大図鑑 ナミヘビ上科、他編 分類ほか改良品種と生態・飼育・繁殖を解説』誠文堂新光社、2021年、364頁。ISBN 978-4-416-52162-5。
参考文献
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、125頁。
- 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社、2005年、94頁。
関連項目
固有名詞の分類
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