オオバナアサガオとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オオバナアサガオの意味・解説 

オオバナアサガオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 13:13 UTC 版)

オオバナアサガオ
オオバナアサガオの花
(2024年5月 沖縄県本部町 熱帯ドリームセンター)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
亜科 : Periplocoideae
: オオバナアサガオ属(クリプトステギア属) Cryptostegia
: オオバナアサガオ C. grandiflora
学名
Cryptostegia grandiflora R.Br.
和名
オオバナアサガオ、インドゴムカズラ
英名
Indian rubber vine
対生する葉(2024年5月 沖縄県本部町 熱帯ドリームセンター)
側面からみた花(2024年6月 沖縄県名護市)
植栽(2024年6月 沖縄県名護市)

オオバナアサガオ(大花朝顔、別名 インドゴムカズラ(印度護謨葛)、学名:Cryptostegia grandiflora)はキョウチクトウ科オオバナアサガオ属[1](クリプトステギア属)[2]の半つる性常緑樹。旧ガガイモ科[3][4]

特徴

枝葉を傷つけるとゴム質の白い樹液が出るが、有毒なので注意が必要[5][6]

枝を長く伸ばし他物に絡む。つるはZ巻。葉は厚みがあり、長さ7–10 cm、幅4–5 cmの長楕円形で両面無毛、葉先はやや突き出る形状で、全縁、対生する。葉表は光沢が強く革質で、中央で谷折りになることが多く、葉裏は網脈まで明瞭に見える。花は径5–8 cmで淡紫色(花により濃淡に差がある)、先が5裂し平たく開く。開花期は5–11月。実は緑~褐色の袋果で長さ約10 cm[7][8][9][2][4][1]

分布と生育環境

マダガスカル原産[1][10]。インド原産[8][6]やアフリカ原産[7]とする文献もあるが、これらの地域へは導入とされている[10]。オーストラリアでは野生化[2]

分類(同属の種)

オオバナアサガオ属(クリプトステギア属)は本種とC. madagascariensis Bojer ex Decne.の2種が記載されている[3][11]。いずれもマダガスカル原産。

利用

庭園、公園樹、生垣、パーゴラ用。有毒の白い樹液はかつてゴムの原料にされた[9][2][1]。別名ははこれに因む[4]。繁殖は実生、挿し木、取り木による[7][9]。耐潮性が高く、潮風が当たる場所でも植栽可能。刈り込めば低木状になる。病虫害の被害はほとんど無い[9]

脚注

  1. ^ a b c d (林 & 名嘉 2023, p. 53)
  2. ^ a b c d (大川 & 林 2016, p. 373)
  3. ^ a b (近田 1997, p. 66)
  4. ^ a b c (沖田原 2021, p. 365)
  5. ^ (屋比久 2006, p. 133)
  6. ^ a b (平良ほか 2009, p. 128)
  7. ^ a b c (白井 1980, p. 20)
  8. ^ a b (熱帯植物研究会編 1996, p. 414)
  9. ^ a b c d (海洋博記念公園管理財団 1997, p. 36)
  10. ^ a b Cryptostegia grandiflora Roxb. ex R.Br.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年3月1日閲覧。
  11. ^ Cryptostegia R.Br.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年3月1日閲覧。

参考文献

  • 白井祥平「ムラサキゴムカズラ」『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。 
  • 熱帯植物研究会 編「オオバナアサガオC. grandiflora、クリプトステギアC. madagascariensis」『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、東京都文京区、1996年。ISBN 492439503X 
  • 近田文弘 著「ガガイモ科」、岩槻邦男ら監修 編『朝日百科 植物の世界』 3巻、朝日新聞社、東京、1997年、66頁。 ISBN 9784023800106 
  • 海洋博記念公園管理財団「インドゴムカズラ」『沖縄の都市緑化植物図鑑』新星出版、那覇市、1997年。 ISBN 9784902193732 
  • 屋比久壮実「インドゴムカズラ」『花ごよみ 亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画、2006年。 ISBN 4990191730 
  • 平良一男; 新里隆一・仲村康和・松田正則「オオバナクリプトステギア」『沖縄 花めぐり』沖縄都市環境研究会、2009年。 
  • 大川智史; 林将之「インドゴムカズラ」『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版、東京都新宿区、2016年。 ISBN 9784829984024 
  • 沖田原耕作「オオバナアサガオ」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832 
  • 林将之; 名嘉初美「インドゴムカズラ」『沖縄の身近な植物図鑑』(第2版)ボーダーインク、2023年。 ISBN 9784899824350 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  オオバナアサガオのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オオバナアサガオ」の関連用語

オオバナアサガオのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オオバナアサガオのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオオバナアサガオ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS