オオバナカズラとは? わかりやすく解説

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オオバナカズラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 09:28 UTC 版)

オオバナカズラ
オオバナカズラの花
(Wikimedia Commonsより)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
: 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids /
真正キク類 I euasterids I
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
亜科 : キョウチクトウ亜科 Apocynoideae
: Apocyneae
: Beaumontia
: オオバナカズラ
B. grandiflora
学名
Beaumontia grandiflora (Roxb.) Wall.[1]
和名
オオバナカズラ、ボーモンティア・グランディフロラ
英名
Easter lily vine, herald's trumpet, Nepal trumpet flowe
温室内への植栽
屋外への植栽

オオバナカズラ(ボーモンティア・グランディフロラ、学名:Beaumontia grandiflora)はキョウチクトウ科の大型つる植物。

特徴

茎は数十 mに長く伸び、他物に巻き付く。葉は楕円形~卵形で対生する。葉表は光沢があり、葉脈が目立つ。花冠は白色の漏斗型で長さ・径ともに10 cmほど、先は5裂する。雄しべは5本。8–10個の花が群がって咲く。花はスミレに似た芳香がある。開花期は12–4月[2][3][4]

分布

インド、ヒマラヤ原産[2][3][4]。POWO[5]ではインド~東南アジア~中国南部原産としている。

利用

パーゴラ、庭園、公園樹。日当たりが良く排水の良い場所に植栽する。耐風性が弱いので冬の季節風が直接当たらない場所に植栽する。短花枝に多く開花するため、選定は定期的に行う。病虫害は少ない。繁殖は実生や取り木による。挿し木の場合は開花まで4–5年を要する[2]

脚注

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Beaumontia grandiflora オオバナカズラ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年7月6日閲覧。
  2. ^ a b c (海洋博記念公園管理財団 1997, p. 177)
  3. ^ a b (平良ほか 2009, p. 153)
  4. ^ a b (沖田原 2021, p. 359)
  5. ^ Beaumontia grandiflora Wall.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年7月6日閲覧。

参考文献

  • 海洋博記念公園管理財団「ボーモンティア」『沖縄の都市緑化植物図鑑』新星出版、那覇市、1997年。ISBN 9784902193732 
  • 平良一男; 新里隆一・仲村康和・松田正則「オオバナカズラ」『沖縄 花めぐり』沖縄都市環境研究会、2009年。 
  • 沖田原耕作「オオバナカズラ」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832 

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