エーレット級通報艦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エーレット級通報艦の意味・解説 

エーレット級通報艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/24 13:59 UTC 版)

エーレット級通報艦

艦級概観
艦種 一等通報艦
艦名
前級 アラン級通報艦
次級 アンクル級通報艦
性能諸元(()内は第2期グループ)
排水量 常備:492トン
満載:-トン
全長 70.0m
水線長 -m
全幅 8.31m
吃水 3.05m
機関 ド・テンム式重油・石炭混焼水管缶2基
+パーソンズ直結タービン2基2軸推進
最大出力 4,000hp
最大速力 20.0ノット
航続距離 11ノット/4,000海里(重油:143トン)
乗員 107名
兵装 カネー 1917年型 10cm(45口径)単装速射砲4基
カネー 1902年型 6.5m(50口径)単装速射砲2基

エーレット級通報艦フランス語: Aviso colonial Classe Ailette)は、フランス海軍第一次世界大戦前に建造した通報艦で同海軍では一等通報艦に類別していた。本級はフランスが世界中に持っていた植民地フランス植民地帝国)や保護国を警備するために建造された艦級である。

概要

通報艦とは二通りあり、一つは艦隊に付随して敵艦隊の情報を艦隊に通信する艦隊通報艦が主流であったが、その役割は艦隊の前衛たる駆逐艦が担う事となり、もう一つは本国から海外領土や植民地への海路を警備し、現地での権益と治安を保護するための活動を行う植民地通報艦があり、イギリス海軍ではスループがその役割を担っていたがフランス海軍では独自に通報艦(Aviso)として整備し続けていた。

本級は1917年度海軍計画により2隻の建造が認められ竣工した。

艦形について

本級の船体は商船型船体で船体中央部の上部構造物の前側に艦橋が配置され両脇に船橋(ブリッジ)を持っており、船体中央部に1本煙突が立っていた。 あった。艦首と艦尾に6.5cm速射砲を防盾の付いた単装砲架で1基ずつ計2基、10cm側りゃほうを前後の甲板上に防盾の付いた単装砲架で2基ずつ計4基を配置した。

同型艦

  • 「アンクル(Ancre)」

ブレスト海軍造船所にて1917年起工、1918年3月進水、1918年竣工。1941年10月30日にモロッコに売却。

  • 「エスコー(Escaut)」

ブレスト海軍造船所にて1917年起工、1918年3月進水、1918年竣工。1934年に除籍後、解体。

参考図書

  • 「世界の艦船増刊第17集 第2次大戦のフランス軍艦」(海人社)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1906–1921」(Conway)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1922-1946」(Conway)
  • 「Jane's Fighting Ships Of World War I」(Jane)

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エーレット級通報艦」の関連用語

エーレット級通報艦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エーレット級通報艦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエーレット級通報艦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS