エタンジオールメタクリレートとは? わかりやすく解説

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エチレングリコールジメタクリラート

(エタンジオールメタクリレート から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 00:33 UTC 版)

エチレングリコールジメタクリラート[1]
識別情報
略称 EGDMA
CAS登録番号 97-90-5 
PubChem 7355
ChemSpider 7077 
UNII 7BK5G69305 
EC番号 202-617-2
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1709582
RTECS番号 OZ4400000
バイルシュタイン 1776663
Gmelin参照 637376
特性
化学式 C10H14O4
モル質量 198.22 g mol−1
密度 1.051 g/mL
融点

-40 °C, 233 K, -40 °F

沸点

98 - 100 °C, 271 K, -50 °F (5 mmHg)

危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 警告(WARNING)
Hフレーズ H315, H317, H319, H335, H412
Pフレーズ P261, P264, P271, P272, P273, P280, P302+352, P304+340, P305+351+338, P312, P321, P332+313, P333+313, P337+313
引火点 101 °C (214 °F; 374 K)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エチレングリコールジメタクリラート英語: ethylene glycol dimethylacrylateEGDMA)は、2当量のメタクリル酸と1当量のエチレングリコール縮合によって形成されるジエステルである[2]エチレンジメタクリレート英語: ethylene dimethacrylate)とも呼ばれる[3]

EGDMAはフリーラジカル共重合体の架橋反応に使用できる。メタクリル酸メチルと併用した場合、関与するすべての二重結合の反応性がほぼ等価であるため、比較的低い濃度ゲル点英語版となる。

毒性プロファイルは非常によく研究されている[4]

利用

ヒドロキシアパタイト/ポリメタクリル酸メチル複合材料を合成するためのモノマーとして使用される。

また、フリーラジカル共重合体架橋反応に使用できる。

出典

  1. ^ Ethylene glycol dimethacrylate”. Sigma-Aldrich. 2024年7月20日閲覧。
  2. ^ Bielstein 2, IV, 1532
  3. ^ PubChem. “Ethylene glycol dimethacrylate” (英語). pubchem.ncbi.nlm.nih.gov. 2023年3月16日閲覧。
  4. ^ Bielecka-Kowalska, Anna; Czarny, Piotr; Wigner, Paulina; Synowiec, Ewelina; Kowalski, Bartosz; Szwed, Marzena; Krupa, Renata; Toma, Monika et al. (March 2018). “Ethylene glycol dimethacrylate and diethylene glycol dimethacrylate exhibits cytotoxic and genotoxic effect on human gingival fibroblasts via induction of reactive oxygen species” (英語). Toxicology in Vitro 47: 8–17. doi:10.1016/j.tiv.2017.10.028. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0887233317303363. 



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