エウリュトスの弓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 20:29 UTC 版)
ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』では、エウリュトスはアポローンから弓の技を授けられたが、アポローンと競って殺されたとされる。 また、エウリュトスが持っていた弓は、もともとアポローンから譲られたものともいわれ、息子のイーピトスが受け継いだ。イーピトスが盗まれた馬を探しているときにメッセーネーでオデュッセウスと出会い、エウリュトスの弓とオデュッセウスの刀・槍とを交換した。オデュッセウスは弓をイタケーに持ち帰り、トロイア戦争に出陣したときには居館に残して行った。オデュッセウスの留守中、妻ペーネロペーへの求婚者が大勢館に集まった。密かに帰還したオデュッセウスは、彼らを掃討するために一計を案じ、これにエウリュトスの弓が重要な役割を果たす。
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