ウルファングの一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 06:36 UTC 版)
「東夷 (トールキン)」の記事における「ウルファングの一族」の解説
ウルファングはボールが来た後にロスランの地に入った。かれの息子たちには、ウルファスト、ウルワルス、ウルドールがいた。かれらはカランシアに忠誠を誓い、マイズロスの辺境国の南北に住んだ。かれらはひそかにモルゴスと通じており、ニアナイス・アルノイディアドでは土壇場でマイズロスを攻め、マイズロスの連合を内側から崩壊せしめた。このためウルファングは腹黒いウルファングとして、裏切りを主導したウルドールは呪われたるウルドールとして知られるようになった。しかしウルドールはマイズロスに討たれ、ウルファストとウルワルスはボールの息子たちに討たれたため、裏切りの代価を受け取ったものはいなかった。生き残った裏切り者の東夷たちにも、モルゴスは約束した代価を払わなかった。かれらはベレリアンドの広大な大地を与えられる代わりに、ヒスルムに閉じ込められた。 ヒスルムの東夷はハドルの族を虐げ、財産を取り上げて奴隷にしたが、「ドル=ローミンの奥方」モルウェンのことは魔女として恐れた。実際のかの女の暮らしは貧しかったが、夫フーリンの親戚の女性アイリンがひそかに助けてくれた。アイリンの夫は東夷のブロッダであり、かれは後にモルウェンの息子トゥーリンの手で殺された。 怒りの戦いによってモルゴス軍が崩壊すると、かれらは青の山脈を越えて、遠く東へと逃げていった。
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