ウラン235とは? わかりやすく解説

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ウラン235

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/31 04:59 UTC 版)

ウラン235 (uranium-235, 235U) はウランの同位体の一つ。1935年にアーサー・ジェフリー・デンプスターにより発見された。天然から採掘されるウランのほとんどを占めるウラン238とは違いウラン235は核分裂の連鎖反応をおこす。ウラン235の原子核中性子を吸収すると2つに分裂する。また、この際に2個ないし3個の中性子を出し、それによってさらに反応が続く。現存する全ての原子(元素)が放射性同位体を持つ中でも入手難度、精製、濃縮、半減期の長さなどから原子力分野に用いられ、原子力発電では多量の中性子を吸収するホウ素カドミウムハフニウムなどでできた制御棒で反応を制御している。大量のエネルギーが一気に解放すると核爆発を起こし核兵器として利用される。


注釈

  1. ^ 原子量100以上の放射性同位体のほとんどが同様

出典

  1. ^ a b 長倉三郎ほか編、『岩波理化学辞典』、岩波書店、1998年、項目「ウラン」より。ISBN 4-00-080090-6


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