ウラン235と238の分離・濃縮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 02:18 UTC 版)
「フッ化物」の記事における「ウラン235と238の分離・濃縮」の解説
フッ素には安定同位体が19Fしか存在しない(さらに、ヨウ素の様に長寿命放射性同位体も存在しない)ことから、フッ化物はウラン235と238の混合物から核物質として有用なウラン235を分離・濃縮する際に用いられる(フッ化物の式量差は結合している金属イオンの質量差にのみ影響されるため。Cl, Br等では安定同位体が相当量あるので不可能である)。マンハッタン計画においては原子爆弾製造のため、より効率的なフッ素製造法の発見・確立に力が注がれた。
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