ウィルバー・ウェアとは? わかりやすく解説

ウィルバー・ウェア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 10:19 UTC 版)

ウィルバー・ウェア
Wilbur Ware
基本情報
出生名 Wilbur Bernard Ware
生誕 (1923-09-08) 1923年9月8日
出身地 アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
死没 (1979-09-09) 1979年9月9日(56歳没)
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ダブルベース

ウィルバー・ウェア[1]Wilbur Ware1923年9月8日 - 1979年9月9日)は、アメリカ合衆国イリノイ州出身のジャズダブルベース奏者。独特のうねりを持つベースランニングで知られる。

略歴

シカゴ生まれのウィルバー・ウェアは独学でバンジョーダブルベースの演奏を始めた。1940年代後半には、スタッフ・スミスソニー・スティットロイ・エルドリッジと共演している。1950年代には、エディ・ヴィンソン、アート・ブレイキーバディ・デフランコといったジャズ界の重要人物との仕事を残している。1957年から58年にかけて、セロニアス・モンク・カルテットで活躍した。このグループには一時ジョン・コルトレーンも在籍している。また、1957年にはウィルバー・ウェア・クインテットとして唯一のリーダー・アルバム『ザ・シカゴ・サウンド』も制作。

1963年からは健康上の問題から活動を停止するが、1969年に復帰。その後、アーチー・シェップ等と共演。

1979年、肺気腫により死去。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

参加アルバム

アート・ブレイキー

  • 『オリジナリー』 - Originally (1982年、Columbia)

ティナ・ブルックス

  • 『ザ・ウェイティング・ゲーム』 - The Waiting Game (1961年、Blue Note)

ソニー・クラーク

  • 『ダイアル・S・フォー・ソニー』 - Dial "S" for Sonny (1957年、Blue Note)

ウォルト・ディッカーソン

  • 『テル・アス・オンリー・ザ・ビューティフル・シングス』 - Tell Us Only the Beautiful Things (1975年、Whynot)
  • 『ウォルト・ディッカーソン1976』 - Walt Dickerson 1976 (1976年、Whynot)

ケニー・ドーハム

  • 『2ホーン&2リズム』 - 2 Horns / 2 Rhythm (1957年、Riverside)

ケニー・ドリュー

  • 『ア・ハリー・ウォーレン・ショウケース』 - A Harry Warren Showcase (1957年、Judson)
  • 『ア・ハロルド・アーレン・ショウケース』 - A Harold Arlen Showcase (1957年、Judson)
  • 『アイ・ラブ・ジェローム・カーン』 - I Love Jerome Kern (1957年、Riverside)
  • 『ジス・イズ・ニュー』 - This Is New (1957年、Riverside)
  • 『パル・ジョーイ』 - Pal Joey (1957年、Riverside)

マシュー・ジー

  • 『ジャズ・バイ・ジー!』 - Jazz by Gee (1956年、Riverside)

グラント・グリーン

  • 『リメンバリング』 - Remembering (1980年、Blue Note) ※1961年録音

ジョニー・グリフィン

  • 『JG』 - Johnny Griffin (1956年、Argo)
  • 『ジョニー・グリフィン・セクステット』 - Johnny Griffin Sextet (1958年、Riverside)
  • 『ウエイ・アウト!』 - Way Out! (1958年、Riverside)

アーニー・ヘンリー

  • 『プレゼンティング・アーニー・ヘンリー』 - Presenting Ernie Henry (1956年、Riverside)
  • 『セヴン・スタンダーズ・アンド・ア・ブルース』 - Seven Standards and a Blues (1957年、Riverside)
  • 『ラスト・コーラス』 - Last Chorus (1958年、Riverside)

クリフォード・ジョーダン

  • 『ジェンキンス、ジョーダン&ティモンズ』 - Jenkins, Jordan and Timmons (1957年、Prestige)
  • Starting Time (1961年、Jazzland)
  • 『イン・ザ・ワールド』 - In the World (1972年、Strata-East)
  • Remembering Me-Me (1977年、Muse)

ハービー・マン & サヒブ・シハブ

  • 『ザ・ジャズ・ウィ・ハード・ラスト・サマー』 - The Jazz We Heard Last Summer (1957年、Savoy)

ブルー・ミッチェル

  • 『ビッグ 6』 - Big 6 (1958年、Riverside)

セロニアス・モンク

  • 『セロニアス・ヒムセルフ』 - Thelonious Himself (1957年、Riverside)
  • モンクス・ミュージック』 - Monk's Music (1957年、Riverside)
  • 『マリガン・ミーツ・モンク』 - Mulligan Meets Monk (1957年、Riverside)
  • 『セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン』 - Thelonious Monk with John Coltrane (1961年、Jazzland)

J.R.モンテローズ

  • 『J.R.モンテローズ』 - J. R. Monterose (1956年、Blue Note)

リー・モーガン

セシル・ペイン

  • 『ゾディアック』 - Zodiac (1973年、Strata-East)

リタ・ライス

  • 『クール・ヴォイス・オブ・リタ・ライス』 - The Cool Voice of Rita Reys (1956年、Columbia)

ソニー・ロリンズ

ズート・シムズ

  • 『ズート!』 - Zoot! (1956年、Riverside)

トゥーツ・シールマンス

  • 『マン・バイツ・ハーモニカ』 - Man Bites Harmonica! (1958年、Riverside)

脚注

  1. ^ ウイルバー・ウエア」の表記もある。

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