ティナ・ブルックスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ティナ・ブルックスの意味・解説 

ティナ・ブルックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/24 15:22 UTC 版)

ティナ・ブルックス
Tina Brooks
出生名 Harold Floyd Brooks
生誕 (1932-06-07) 1932年6月7日[1]
出身地 アメリカ合衆国 ノースカロライナ州ファイエットビル
死没 (1974-08-13) 1974年8月13日(42歳没)
ジャンル ハード・バップ
職業 ミュージシャン、作曲家、バンドリーダー
担当楽器 テナー・サックス
活動期間 1951年 - 1961年
レーベル ブルーノート

ティナ・ブルックスTina Brooks1932年6月7日[1] - 1974年8月13日)は、アメリカ合衆国テナー・サクソフォーン奏者。ハード・バップジャズのアーティストとして知られる。本名はハロルド・フロイド・ブルックス(Harold Floyd Brooks)。年の離れた兄にブバ・ブルックスがいる。

略歴

ノースカロライナ州ファイエットビルに生まれる。1944年、家族に連れられニューヨークに移ってから、程なくしてC管のサクソフォーンを学んだ。1951年リズム・アンド・ブルースのピアニスト、ソニー・トンプソンと共演してプロの音楽家として活動に入り、1955年にはヴィブラフォン奏者のライオネル・ハンプトンとも共演した。トランペット奏者で作曲家のリトル・ベニー・ハリスと親交を結ぶ。1958年ブルーノート・レコードとの契約ではハリスが重要な役割を果たすこととなり、お蔭でリーダーとして最初の録音を行うことができた[2]

ブルックスは、ブルーノート・レーベルへの録音で名を遺した。リーダーとしては1958年から1961年まで4度のセッションを行なっており、サイドマンとしては、ケニー・バレルフレディ・ハバードジャッキー・マクリーン、フレディ・レッド、ジミー・スミスのアルバムに参加した。マクリーンとレッドはブルックスのアルバムに参加している。ブルックスは、ジャック・ゲルバーの演劇『コネクション(The Connection)』において、マクリーンの配役(第2の楽師役)の臨時代役に立てられ、アルバムの収録曲を舞台で演奏した。

薬物依存のために健康が衰えると、1961年から録音を行わなくなった。肝臓障害のために早世している。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『トゥルー・ブルー』 - True Blue (1960年、Blue Note)
  • 『マイナー・ムーヴ』 - Minor Move (1980年、Blue Note) ※1958年録音
  • 『ストリート・シンガー』 - Street Singer (1980年、Blue Note) ※1960年録音 with ジャッキー・マクリーン
  • 『バック・トゥ・ザ・トラックス』 - Back to the Tracks (1998年、Blue Note) ※1960年録音
  • 『ザ・ウェイティング・ゲーム』 - The Waiting Game (2002年、Blue Note) ※1961年録音

脚注

  1. ^ a b Tina Brooks” (英語). All About Jazz. 2022年6月17日閲覧。
  2. ^ Sheridan, Chris (1988). The New Grove Dictionary of Jazz. St. Martin's Press. p. 154. ISBN 0-33363231-1 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ティナ・ブルックス」の関連用語

ティナ・ブルックスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ティナ・ブルックスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのティナ・ブルックス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS