イーグルス・オブ・デス・メタル
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| イーグルス・オブ・デス・メタル Eagles of Death Metal |
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イーグルス・オブ・デス・メタル(2009年)
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| 基本情報 | |
| 別名 | EODM |
| 出身地 | カリフォルニア州パームデザート |
| ジャンル | ハードロック、オルタナティヴ・ロック、ストーナーロック、ガレージロック、ブルースロック |
| 活動期間 | 1998年 - |
| レーベル | Rekords Rekords、Downtown、GUN |
| 公式サイト | eaglesofdeathmetal |
| メンバー | ジェス・ヒューズ ジョシュ・オム |
| 旧メンバー | 下記参照 |
イーグルス・オブ・デス・メタル(Eagles of Death Metal、EODM[1])は、アメリカのロックバンドである。バンド名に「デス・メタル」を掲げているが、デスメタルでなくロックンロールを得意としている。
経歴
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1998年、カリフォルニア州パームデザートにてジョシュ・オム(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)とその友人ジェス・ヒューズによって結成された。
バンド名の由来については二説ある。ひとつは、とあるバーでスコーピオンズの「ウィンド・オブ・チェンジ」に合わせて踊っていた男が「これはデスメタルだ!」と叫んだというもの[2]。もうひとつは、ジョシュの友人がポーランドのバンド、ヴェイダーを説明する際に使ったというもの[3] 。
ジョシュはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジで先に成功を収め、そちらが「本職」のためこのバンドのツアーには帯同しないが、これはサイド・プロジェクトではなく、自分は音楽的に分裂症であり、2つのバンドに同時に在籍しているに過ぎないと説明している[4]。
2006年にガンズ・アンド・ローゼズの前座を務めた際にはアクセル・ローズに「Pigeons of Shit Metal(糞メタルのハト野郎ども)」と揶揄され首になった。
エピソード
- 反イスラエル団体への抗議
- 反イスラエル団体ボイコット、投資撤収、制裁 (BDS) からの圧力にもかかわらず、イスラエルで公演を行った。元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズはボイコットするようにと、メンバーに向けて書いていたが、「ボイコットなんてする訳ないだろ。俺の返事を教えてやろうか。どこの馬の骨とも知らない野郎が自分についてどう思うかを気にするのは時間の無駄だ」と返答した[5]。
- パリ同時多発テロ事件
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→詳細は「パリ同時多発テロ事件」を参照
- 2015年11月13日、フランス・パリのバタクラン劇場におけるコンサート中にテロ事件が発生し、89名の死傷者が出た。死者の中にはバンドのマーチャンダイズ・マネジャーも含まれた。メンバーはステージ奥のドアから避難して無事であった[6]。
- この件に関して、「パリに戻るのが待ちきれない。また演奏するのが待ちきれない。バタクランが再オープンする時、俺はそこで演奏する最初のバンドになりたい。そこでああいうことが起こる時、そこにいたから。我々の仲間はそこにロックンロールを観に行って死んだんだ。俺はそこに戻ってこの生を生きたいんだ」と発言した[7]。
メンバー
- ジェス・ヒューズ (Jesse Hughes) - リード・ボーカル、ギター、ベース、その他楽器担当 (1998年- )
- ジョシュ・オム (Josh Homme) - ドラム、ベース、バック・ボーカル、ギター、その他楽器担当 (1998年- )
現在のライブ・メンバー
- ジェニー・ヴィー (Jennie Vee) - ベース、ボーカル
- スコット・シフレット (Scott Shiflett) - ギター
- リア・ブルースタイン (Leah Bluestein) - ドラム
- エリック・エップル (Eric Epple) - キーボード
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- Peace, Love, Death Metal (2004年)
- 『セクシー天国』 - Death by Sexy (2006年)
- 『ハート・オン』 - Heart On (2008年) ※Independent Albumsチャート3位[8]
- Zipper Down (2015年)
ライブ・アルバム
- 『ライヴ・アット・ザ・オランピア・パリ2016〜アイ・ラヴ・ユー・オール・ザ・タイム』 - Live at the Olympia (in Paris) I Love You All the Time (2017年)
シングル
- "I Only Want You" (2004年)
- "Speaking in Tongues" (2004年)
- "Shasta Beast" (2006年)
- "I Want You So Hard (Boy's Bad News)" (2006年)
- "I Gotta Feelin' (Just Nineteen)" (2006年)
- "Cherry Cola" (2006年)
- "Wannabe in L.A." (2008年):オルタナティヴ・ソングスチャート 38位[9]
- "Secret Plans" (2008年)
- "High Voltage" (2008年)
- "Anything 'Cept the Truth" (2009年)
- "Complexity" (2009年)
- "Complexity" (2015年)
- "Save a Prayer" (2015年)
- "I Love You All the Time" (2015年)
映像作品
- DVD by Sexy (2006年)
CMソング
| 使用されたCM | 使用曲 |
|---|---|
| Microsoft Zune | cherry cola |
| Microsoft Windows 8 | Only Want You |
| ポンティアック・GTO 2006 | Flames Go Higher |
| Sony PlayStation20周年 | Don’t Speak |
| ナイキ take it to the next level | Don't Speak(I Came To Make A Bang) |
| ナイキ サッカー激戦上等 | Miss Alissa |
その他
- ゲーム
- グランツーリスモ4 - I Only Want You
- グランツーリスモ5 - I Want You So Hard (Boy's Bad News)
- ニード・フォー・スピード カーボン - Don’t Speak(I Came to Make A Bang!)[10]
- Midnight Club: Los Angeles - Wannabe in L.A.
- テレビや映画
- カリフォルニケーション - Stuck in the Metal
- スーパーナチュラル - Speaking In Tongues
- トゥルーブラッド - I Want You So Hard (Boy’s Bad News)
- ビールフェスタ - I Like to Move in the Night
- だめんず・コップ2 - Got the Power、Shasta Beast、Complexity、Secret Plans、Blinded by the Light
脚注
出典
- ^ 船橋洋一『21世紀 地政学入門』文藝春秋、2016年、56頁。ISBN 978-4-16-661064-8。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=_9AEh5s3wdw
- ^ “Putting some fun in death metal – Stage – Night & Day”. The Prague Post (2009年3月12日). 2011年7月18日閲覧。
- ^ “Eagles of Death Metal Part 1: Joshua Homme”. SuicideGirls.com (2008年10月30日). 2008年10月31日閲覧。
- ^ "I would never boycott a place like this ... You know what I wrote back? Two words ... Never waste your time worrying about what an asshole thinks about you." -- “Concert review: The Eagles of Death Metal”. Jerusalem Post. 2015年7月12日閲覧。
- ^ Singer for Eagles of Death Metal escapes Paris attack, abc7.com (Los Angeles). Accessed online November 13, 2015.
- ^ "I cannot wait to get back to Paris. I cannot wait to play. I want to be the first band that plays the Bataclan when it opens back up because I was there when it went silent for a minute. Our friends went there to see rock 'n' roll and died. I want to go back there and live." -- “Eagles of Death Metal Discuss Paris Terror Attacks”. Vice (2015年11月25日). 2015年11月25日閲覧。
- ^ “Eagles of Death Metal Album & Song Chart History: Independent Albums”. Billboard. Prometheus Global Media. 2011年8月25日閲覧。
- ^ Eagles of Death Metal: Band in Paris Attack's Chart History
- ^ 「ニード・フォー・スピード カーボン」の収録曲が明らかに
外部リンク
- イーグルス・オブ・デス・メタルのページへのリンク