インコアナナスとは? わかりやすく解説

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インコアナナス

Vriesea x poelmannii

Vriesea x poelmannii

Vriesea x poelmannii

ブラジル原産の「インコアナナス(V. carinata)」の園芸品種です。今では「オオインコアナナス」とも呼ばれてます。薄くて幅広く花弁黄色で、の色は鮮紅色からオレンジ色まで多彩です。花花弁インコの頭に似ているころから名づけられました。
パイナップル科インコアナナス属常緑多年草で、学名Vriesea xpoelmannii。英名は Lobster claws

インコアナナス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 07:52 UTC 版)

インコアナナス
インコアナナス
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: パイナップル科 Bromeliaceae
: インコアナナス属 Vriesea
: インコアナナス V. carinata
学名
Vriesea carinata
和名
インコアナナス
英名
lobster-claws (エビの鋏)

インコアナナス (Vriesea carinata) は、パイナップル科の植物の一つ。花を抱く苞の先端がインコの嘴のように尖る。観賞用に栽培される。

特徴

高さは40cmほどになる[1]。葉は細長く、先端は尖るか丸く、いずれにしても先端は短い突起で終わる。葉質は柔らかい。白い粉を吹いたような鱗片毛がある。葉の基部の鞘は赤みを帯びた淡緑色。とても短く直立する走出茎で栄養繁殖する。

は冬につける。花茎は細くて直立または斜め上に伸び、分枝はない。先端部に花を抱える苞が集中し、それらは二列生で花穂は扁平になる。苞の基部は鮮やかな赤、先端付近から半ばまで緑っぽい黄色で、先端は尖り、上に向いて曲がる。萼片は長さ3cm、基部は赤くて先端は黄色。花弁は長さ3.5-6cmで細長くて黄色く、先端だけが緑色。朔果は萼片より長くならない。

分布と生育環境

ブラジルの東部から南部にかけて分布し、海岸沿いの湿潤な森林で低いところに着生するか、または森林内の地上に出る。

利用

観賞用に栽培される。観賞用のアナナス類の中でもよく知られたもので、広く普及している[2]。改良品種や近縁別種との交配品もある。

脚注

  1. ^ 以下、主としてホルスト(1997),p.215
  2. ^ 高林編著(1997)p.521

参考文献

  • ブルース・ホルスト、「インコアナナス」:『朝日百科 植物の世界10』(1997)、朝日新聞社:p.215-216.
  • 高林成年、『山渓カラー名鑑 観葉植物 〔特装版〕』、(1997)、山と渓谷社

 




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