アリオ八尾
(イトーヨーカドーアリオ八尾店 から転送)
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アリオ八尾 Ario Yao |
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建物全景(2019年2月)
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 | 〒581-0803 大阪府八尾市光町2丁目3番[1] |
座標 | 北緯34度37分58.2秒 東経135度36分20.9秒 / 北緯34.632833度 東経135.605806度座標: 北緯34度37分58.2秒 東経135度36分20.9秒 / 北緯34.632833度 東経135.605806度 |
開業日 | 2006年(平成18年)12月4日[2] |
正式名称 | Ario(アリオ)八尾 |
施設所有者 | セブン&アイ・クリエイトリンク |
施設管理者 | セブン&アイ・クリエイトリンク |
敷地面積 | 68,110 m²[1] |
延床面積 | 151,588 m²[1] |
商業施設面積 | 41,000 m²[2] |
中核店舗 | イトーヨーカドーアリオ八尾店[1] |
店舗数 | 160以上[1] |
営業時間 | 店舗により異なる |
駐車台数 | 2,500台(駐輪数2,050台)[1]台 |
前身 | コクヨ八尾工場 |
最寄駅 | 近鉄八尾駅[1](徒歩2分) |
最寄IC | 近畿自動車道 八尾IC・東大阪南IC |
外部リンク | 公式サイト |
Ario |

アリオ八尾(アリオやお)は、大阪府八尾市に立地するセブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン&アイ・クリエイトリンクが運営する複合商業施設である[2]。
概要
イトーヨーカ堂と三井物産の共同出資会社であったモール・エスシー開発(現・セブン&アイ・クリエイトリンク)が、新業態「アリオ」として運営する大型ショッピングセンターである。アリオとしては5店舗目、関西地区では初出店となり、2006年12月4日に営業を開始した[2]。イトーヨーカドーアリオ八尾店を核店舗に、モール部分の専門店168店舗(開業時)で構成される[3]。
コクヨ八尾工場跡地に建てられ[注釈 1]、設計・施工は竹中工務店。開発に際しては数社でコンペが行われ、その中でセブン&アイグループの企画が採用された[3]。2006年8月に就任した亀井淳イトーヨーカ堂社長(2014年退任)が、就任前に同物件の開発段階から自ら手掛けたという[3]。亀井は開発に際して「単にモノの販売に終わらず、情報やサービスも兼ね備えたSCにする」ことを最も重視したといい、情報やサービス関連の専門店の導入に、よりウェートが置かれた[3]。
SCは地上5階建て[2]。売場は3フロアで、4階屋上フロアのみ北詰にシネマコンプレックスが出店。駐車場はSC建物4階の屋上駐車場と、店舗棟東側の立体駐車場に合計2,500台分を確保。SCの西側には南北に近畿自動車道が走り、東大阪と八尾のインターチェンジからはともに数分の場所に位置する[3]。
近隣にはかつてマイカルが運営していた八尾サティがあったが、アリオ開業から2ヶ月後の2007年2月28日に撤退した。また隣接地には同じセブン&アイHD傘下であったそごう・西武が運営する西武八尾店があり、アリオ・西武・近鉄八尾駅を相互に結ぶペデストリアンデッキを設けるなどグループ内で相乗効果を狙ったが、むしろ西武の顧客がアリオに流出する逆効果となり、2017年にテナントを残して西武は撤退、LINOASに転換した[4][注釈 2]。
最寄駅は近鉄大阪線近鉄八尾駅[1]。1Fには交通広場(ロータリー)が設けられ、路線バスやタクシー乗り場のほか、JR八尾駅、JR久宝寺駅、JR志紀駅からのバスが運行されている。
核店舗
イトーヨーカドーアリオ八尾店は、14,200㎡の店舗面積を擁し、食品売場は地元のニーズに合わせた品揃えや店揃えが行われている[3]。
専門店
地元のテナントを積極的に導入し、サービス関連を中心に、地元組は9店舗、大阪および関西系のテナントを合わせると61店舗で、全体の3分の1を超えていた[3]。
シネコン「MOVIX八尾」(12スクリーン・2,436席)は[1]、座席数で関西最大規模を誇る[3]。
1階フロアではモールの北詰に、トヨタ自動車とダイハツ工業のディーラー5社を集めた「オートモール」(サービス工場併設の自動車ショールーム)を導入[1]。ただしオートモールに関してはダイハツが2018年10月9日、大阪トヨタを除くトヨタ系ディーラー3社も2019年1月14日に撤退。残った大阪トヨタがショールームスペースを2倍にし、多目的スペースも配したアリオ八尾店として、2019年6月20日リニューアルしている[5]。
2019年7月1日には、ビックカメラが2階にネット融合の新店であるアリオ八尾店、3階におもちゃ専門のビックトイズ アリオ八尾店を同時開店[6]。
2025年2月17日には、三井住友銀行が国内店舗戦略転換の一環で、個人向けストア店、アリオ八尾店を3階に開設した[7]。
主なテナント
出店テナント全店の一覧・詳細情報については公式サイト「ショップガイド」を参照。
- イトーヨーカドー
- MOVIX八尾
- 大阪トヨタ
- ビックカメラ
- アカチャンホンポ
- GU
- mont-bell
- ABC-MART
- タワーレコード
- 丸善
- ヴィレッジヴァンガード
- タイトーステーション
- ピカキッズ
- カルディコーヒーファーム
- ダイソー
アクセス
道路
- 大阪府道174号八尾道明寺線(青山通り) 桜ヶ丘4丁目交差点から西へすぐ
鉄道
- 近鉄八尾駅から徒歩約5分
バス
1Fに「アリオ八尾バスターミナル」が設けられており、近鉄バスの運行拠点の一つとなっている他、大阪バスの路線も乗り入れている。
近鉄バス
- 44番(若江岩田・荒本駅前・JR住道経由 萱島行き)
- 94番(高砂住宅行き)
昼間以外の時間帯はアリオ八尾には乗入れず、近くにある光町二丁目から利用することが可能。
運行経路上、アリオ八尾に乗入れない70番(藤井寺駅行き)は近鉄八尾駅前から利用することが可能。
大阪バス
- 八尾志紀線(八尾プリズムホール・曙川コミセン前・アクロスプラザ北口経由 JR志紀駅行き)
運行経路上、アリオ八尾に乗入れない布施八尾線(布施駅南口行き)は近鉄八尾駅から利用することが可能。
周辺施設
- 大阪経済法科大学八尾駅前キャンパス(旧・八尾サティ跡地の一部。正確には、八尾サティのお客さま向け駐車場があった部分に、2012年2月20日開校)
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j “アリオ八尾について”. イトーヨーカ堂. 2014年7月21日閲覧。
- ^ a b c d e “全国小売流通特集:近畿エリア=多様化する消費者ニーズ対応へ新業態開発進める”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2007年7月24日)
- ^ a b c d e f g h 「イトーヨーカ堂・アリオ八尾(1万2402坪 250億円)--アリオ5号店は最大SCで集積度さらに向上、食品はデパ地下ばりの対面販売&ハレ商品の打ち出し (スーパーマーケットが巨大SCに立ち向かう法 大阪・八尾編)」『食品商業』2007年2月号
- ^ “西武八尾店来年2月閉店 相次ぐ郊外百貨店撤退 SCと競争激化”. 日本経済新聞. (2016年8月2日) 2016年8月3日閲覧。
- ^ 「モール型店舗戦略新ステージへ 大阪トヨタ、アリオ八尾店をリニューアル」『日刊自動車新聞』2019年6月26日。2025年3月12日閲覧。
- ^ 「ビックカメラ、ネット融合の新店 大阪府八尾市に看板を「ビックカメラ・ドット・コム」に」『日本経済新聞』2019年7月1日。2025年3月12日閲覧。
- ^ 「三井住友銀の関西地区店舗戦略、年度内に商業施設内ストア21カ所 25年度は移行加速に」『ニッキンオンライン』2024年12月9日。2025年3月12日閲覧。
関連項目
- 日本のショッピングセンター一覧
- やおコミュニティ放送(FMちゃお)
外部リンク
- アリオ八尾(公式サイト)
- イトーヨーカドーアリオ八尾店
- MOVIX八尾
固有名詞の分類
- アリオ八尾のページへのリンク