アリオ八尾とは? わかりやすく解説

アリオ八尾

(イトーヨーカドーアリオ八尾店 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/12 08:49 UTC 版)

アリオ八尾
Ario Yao
建物全景(2019年2月)
地図
店舗概要
所在地 581-0803
大阪府八尾市光町2丁目3番[1]
座標 北緯34度37分58.2秒 東経135度36分20.9秒 / 北緯34.632833度 東経135.605806度 / 34.632833; 135.605806 (アリオ八尾)座標: 北緯34度37分58.2秒 東経135度36分20.9秒 / 北緯34.632833度 東経135.605806度 / 34.632833; 135.605806 (アリオ八尾)
開業日 2006年(平成18年)12月4日[2]
正式名称 Ario(アリオ)八尾
施設所有者 セブン&アイ・クリエイトリンク
施設管理者 セブン&アイ・クリエイトリンク
敷地面積 68,110 m²[1]
延床面積 151,588 m²[1] 
商業施設面積 41,000 m²[2]
中核店舗 イトーヨーカドーアリオ八尾店[1]
店舗数 160以上[1]
営業時間 店舗により異なる
駐車台数 2,500台(駐輪数2,050台)[1]
前身 コクヨ八尾工場
最寄駅 近鉄八尾駅[1](徒歩2分)
最寄IC 近畿自動車道 八尾IC東大阪南IC
外部リンク 公式サイト
Ario
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開業時の全景
南西角より(2008年2月24日)

アリオ八尾(アリオやお)は、大阪府八尾市に立地するセブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン&アイ・クリエイトリンクが運営する複合商業施設である[2]

概要

イトーヨーカ堂三井物産の共同出資会社であったモール・エスシー開発(現・セブン&アイ・クリエイトリンク)が、新業態「アリオ」として運営する大型ショッピングセンターである。アリオとしては5店舗目、関西地区では初出店となり、2006年12月4日に営業を開始した[2]イトーヨーカドーアリオ八尾店を核店舗に、モール部分の専門店168店舗(開業時)で構成される[3]

コクヨ八尾工場跡地に建てられ[注釈 1]、設計・施工は竹中工務店。開発に際しては数社でコンペが行われ、その中でセブン&アイグループの企画が採用された[3]。2006年8月に就任した亀井淳イトーヨーカ堂社長(2014年退任)が、就任前に同物件の開発段階から自ら手掛けたという[3]。亀井は開発に際して「単にモノの販売に終わらず、情報やサービスも兼ね備えたSCにする」ことを最も重視したといい、情報やサービス関連の専門店の導入に、よりウェートが置かれた[3]

SCは地上5階建て[2]。売場は3フロアで、4階屋上フロアのみ北詰にシネマコンプレックスが出店。駐車場はSC建物4階の屋上駐車場と、店舗棟東側の立体駐車場に合計2,500台分を確保。SCの西側には南北に近畿自動車道が走り、東大阪八尾インターチェンジからはともに数分の場所に位置する[3]

近隣にはかつてマイカルが運営していた八尾サティがあったが、アリオ開業から2ヶ月後の2007年2月28日に撤退した。また隣接地には同じセブン&アイHD傘下であったそごう・西武が運営する西武八尾店があり、アリオ・西武・近鉄八尾駅を相互に結ぶペデストリアンデッキを設けるなどグループ内で相乗効果を狙ったが、むしろ西武の顧客がアリオに流出する逆効果となり、2017年にテナントを残して西武は撤退、LINOASに転換した[4][注釈 2]

最寄駅は近鉄大阪線近鉄八尾駅[1]。1Fには交通広場(ロータリー)が設けられ、路線バスやタクシー乗り場のほか、JR八尾駅、JR久宝寺駅、JR志紀駅からのバスが運行されている。

核店舗

イトーヨーカドーアリオ八尾店は、14,200㎡の店舗面積を擁し、食品売場は地元のニーズに合わせた品揃えや店揃えが行われている[3]

専門店

地元のテナントを積極的に導入し、サービス関連を中心に、地元組は9店舗、大阪および関西系のテナントを合わせると61店舗で、全体の3分の1を超えていた[3]

シネコン「MOVIX八尾」(12スクリーン・2,436席)は[1]、座席数で関西最大規模を誇る[3]

1階フロアではモールの北詰に、トヨタ自動車ダイハツ工業ディーラー5社を集めた「オートモール」(サービス工場併設の自動車ショールーム)を導入[1]。ただしオートモールに関してはダイハツが2018年10月9日、大阪トヨタを除くトヨタ系ディーラー3社も2019年1月14日に撤退。残った大阪トヨタがショールームスペースを2倍にし、多目的スペースも配したアリオ八尾店として、2019年6月20日リニューアルしている[5]

2019年7月1日には、ビックカメラが2階にネット融合の新店であるアリオ八尾店、3階におもちゃ専門のビックトイズ アリオ八尾店を同時開店[6]

2025年2月17日には、三井住友銀行が国内店舗戦略転換の一環で、個人向けストア店、アリオ八尾店を3階に開設した[7]

主なテナント

出店テナント全店の一覧・詳細情報については公式サイト「ショップガイド」を参照。

アクセス

道路

鉄道

バス

1Fに「アリオ八尾バスターミナル」が設けられており、近鉄バスの運行拠点の一つとなっている他、大阪バスの路線も乗り入れている。

近鉄バス

  • 44番(若江岩田・荒本駅前・JR住道経由 萱島行き)
  • 94番(高砂住宅行き)

昼間以外の時間帯はアリオ八尾には乗入れず、近くにある光町二丁目から利用することが可能。

運行経路上、アリオ八尾に乗入れない70番(藤井寺駅行き)は近鉄八尾駅前から利用することが可能。

大阪バス

  • 八尾志紀線(八尾プリズムホール・曙川コミセン前・アクロスプラザ北口経由 JR志紀駅行き)

運行経路上、アリオ八尾に乗入れない布施八尾線(布施駅南口行き)は近鉄八尾駅から利用することが可能。

周辺施設

  • 大阪経済法科大学八尾駅前キャンパス(旧・八尾サティ跡地の一部。正確には、八尾サティのお客さま向け駐車場があった部分に、2012年2月20日開校)

脚注

注釈

  1. ^ 敷地内にはコクヨ八尾工場跡地の記念碑があるほか、駐輪場の前にある消火栓の標識の下にコクヨのロゴが表記された看板があり、当時の名残が見られる。
  2. ^ セブン&アイグループ企業の百貨店とGMSの店舗が近接しているケースとしては、関西地区では八尾が唯一であった。関東地区においては、船橋春日部小田原(西武百貨店とイトーヨーカドー)、川口そごうとイトーヨーカドー)のケースがあったが、これらのそごう・西武の店舗もすべて閉店した。川口のケースは以前のアリオ八尾と同様、アリオとそごう・西武の店舗が近接していた。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j アリオ八尾について”. イトーヨーカ堂. 2014年7月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e “全国小売流通特集:近畿エリア=多様化する消費者ニーズ対応へ新業態開発進める”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2007年7月24日)
  3. ^ a b c d e f g h 「イトーヨーカ堂・アリオ八尾(1万2402坪 250億円)--アリオ5号店は最大SCで集積度さらに向上、食品はデパ地下ばりの対面販売&ハレ商品の打ち出し (スーパーマーケットが巨大SCに立ち向かう法 大阪・八尾編)」『食品商業』2007年2月号
  4. ^ “西武八尾店来年2月閉店 相次ぐ郊外百貨店撤退 SCと競争激化”. 日本経済新聞. (2016年8月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXLZO05589870S6A800C1LDA000/ 2016年8月3日閲覧。 
  5. ^ モール型店舗戦略新ステージへ 大阪トヨタ、アリオ八尾店をリニューアル」『日刊自動車新聞』2019年6月26日。2025年3月12日閲覧。
  6. ^ ビックカメラ、ネット融合の新店 大阪府八尾市に看板を「ビックカメラ・ドット・コム」に」『日本経済新聞』2019年7月1日。2025年3月12日閲覧。
  7. ^ 三井住友銀の関西地区店舗戦略、年度内に商業施設内ストア21カ所 25年度は移行加速に」『ニッキンオンライン』2024年12月9日。2025年3月12日閲覧。

関連項目

外部リンク





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