アンソニー・オラスクアガとは? わかりやすく解説

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アンソニー・オラスクアガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 14:35 UTC 版)

アンソニー・オラスクアガ
基本情報
本名 アンソニー・オラスクアガ
通称 Princesa(姫)
階級 フライ級
身長 163cm
リーチ 166cm
国籍 アメリカ合衆国
誕生日 (1999-01-01) 1999年1月1日(26歳)
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 10
勝ち 9
KO勝ち 6
敗け 1
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アンソニー・オラスクアガ(Anthony Olascuaga、1999年1月1日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーカリフォルニア州ロサンゼルス出身。帝拳プロモーション所属[1]。現WBO世界フライ級王者。

来歴

2020年9月4日、プロデビュー戦を行い2回TKO勝ち。

ライトフライ級

2023年4月8日、有明アリーナで行われた「Prime Video Presents Live Boxing 4」でWBAスーパーWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗とWBA・WBC世界同級タイトルマッチを行うも、プロ初黒星となる9回58秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[2]。当初、寺地はWBO世界ライトフライ級王者のジョナサン・ゴンサレスとの3団体王座統一戦を予定していたが、ゴンサレスがマイコプラズマ肺炎に感染した為欠場することになり、その代役として対戦することとなった。本来オラスクアガは、2023年4月15日に韓国仁川・パラダイスシティのTBプロモーション興行で白石聖と対戦する予定だった [3]

フライ級

2023年9月18日、有明アリーナで行われた「Prime Video Presents Live Boxing 5」でジーメル・マグラモ英語版と対戦し、7回2分57秒TKO勝ちを収めた[4]

2024年7月20日、両国国技館で行われた「Prime Video Presents Live Boxing 9」にてWBO世界フライ級2位の加納陸と前王者ジェシー・ロドリゲスの王座返上に伴うWBO世界同級王座決定戦を行い、3回2分50秒KO勝ちを収め8戦目で王座を獲得した[5]

2024年10月14日、有明アリーナで行われる「Prime Video Presents Live Boxing 10」にてWBC世界フライ級1位で元WBO世界ライトフライ級王者のジョナサン・ゴンサレスと対戦し[6][7]、初回でオラスクアガがコンサレスの左ストレートを回避した際に起きた偶然のバッティングでゴンサレスが左目下をカットし流血。一度は試合が続行されたものの、ゴンサレスが傷を気にする仕草を見せ、レフェリーストップによる初回2分25秒で無効試合となるも事実上の初防衛に成功した[8]。しかし、ドクターが試合続行可能と判断したにもかかわらず、ゴンサレスがレフェリーに続行不能を訴えたことによって試合が中断されたため、同年10月24日付でJBCは試合結果をオラスクアガのTKO勝ちに変更した[9]

2025年3月13日、両国国技館で開催されたU-NEXT BOXING.2のセミファイナルで元世界2階級制覇王者およびWBO世界フライ級14位の京口紘人とWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(114-113、117-110、118-109)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[10]。なお、対戦相手の京口は約4ヶ月後の同年7月2日に現役を引退した。

戦績

  • アマチュアボクシング:23戦 22勝 1敗
  • プロボクシング:10戦 9勝 (6KO) 1敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2020年9月4日 2R 1:23 TKO エドウィン・レジェス アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2021年8月13日 6R 判定3-0 サウル・フアレス メキシコ
3 2022年3月12日 8R 判定3-0 ヒルベルト・ペドロサ パナマ WBAラテンアメリカフライ級王座決定戦
4 2022年5月13日 6R 1:45 TKO グスタボ・ペレス メキシコ
5 2022年10月14日 1R 2:09 TKO マルコ・サスティタ アメリカ合衆国 WBAラテンアメリカ防衛1
6 2023年4月8日 9R 2:03 TKO 寺地拳四朗(BMB) 日本 WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
7 2023年9月18日 7R 2:55 TKO ジーメル・マグラモ英語版 フィリピン
8 2024年7月20日 3R 2:50 KO 加納陸(大成) 日本 WBO世界フライ級王座決定戦
9 2024年10月14日 1R 2:25 TKO ジョナサン・ゴンサレス プエルトリコ WBO防衛1
10 2025年3月13日 12R 判定3-0 京口紘人ワタナベ 日本 WBO防衛2
11 2025年7月-日
-
- - ファン・カルロス・カマチョ・ジュニア プエルトリコ WBO世界フライ級タイトルマッチ
試合前
テンプレート

獲得タイトル

脚注

  1. ^ “7.20両国アマプラ興行 WBCバンタム級王者の中谷潤人「統一戦ができるパフォーマンスを」”. Boxing News(ボクシングニュース). (2024年5月31日). https://boxingnews.jp/news/108210/ 
  2. ^ L・フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗 新鋭の粘りに苦しみながら9回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2023年4月8日
  3. ^ 4.15韓国 元日本ユース王者の白石聖に好機到来 WBA4位に「技術で勝負」 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年3月19日
  4. ^ 中谷潤人、3度ダウンを奪い超大差初V オラスクアガは逆転TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2023年9月18日
  5. ^ オラスクアガ左一撃で3回KO勝ち WBOフライ級新王者に 加納陸は奮闘及ばず Boxing News(ボクシングニュース) 2024年7月20日
  6. ^ 10月13-14日「Prime Video Boxing10」開催 7大世界戦に那須川天心初タイトル戦 Boxing News(ボクシングニュース)2024年8月22日
  7. ^ “Junto Nakatani defends against Petch Sor Chitpattana in Tokyo in October”. FIGHTMAG. (2024年8月22日). https://www.fightmag.com/junto-nakatani-defends-against-petch-sor-chitpattana-in-tokyo-in-october/ 
  8. ^ 【ボクシング】オラスクアガの初防衛戦は無判定試合に 偶然のバッティングで相手が負傷「非常に残念」 サンケイスポーツ 2024年10月14日
  9. ^ JBC オラスクアガ V1戦 「TKO勝利に変更!」 vsゴンサレス WBO世界フライ級タイトル戦 BOXING MASTER 2024年10月26日
  10. ^ 流れ変えたオラスクアガ、3-0判定防衛 京口紘人は3階級制覇ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2025年3月13日

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
ジェシー・ロドリゲス
WBO世界フライ級王者

2024年7月20日 - 現在

次王者
N/A



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